
【無料】ローカルSEO(グーグルマップ)検索順位をサクッと調べるツール4選
記事概要
公開日 | 2020年8月30日 |
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編集日 | 2024年12月25日 |
カテゴリ |
目次
Google検索には、通常の検索結果に加え、それよりも上に表示される「ローカルパック」があります。
ローカルパックとは、検索キーワードと地域情報に合う店舗・施設情報を表示するもので、これに自店舗が表示されれば、ユーザーが店舗情報を目にする機会が格段に向上します。
そこで、店舗の集客力を向上させるため、Googleマップでの検索やローカルパックにおける順位上昇をねらう「ローカルSEO対策」に力を入れる企業が増えています。
ローカルSEO対策にはさまざまな施策がありますが、成果検証には各地域での順位の比較が必要です。有料のツールも各社から出ていますが、コストをかけず、手軽に確認する手法も存在します。
本記事では、ローカルSEO対策の成果検証として、無料で順位チェックができる方法を4つ紹介します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
ローカル検索とは
ローカル検索とは、位置情報を利用した検索や「場所」のキーワードを含めた検索が行われた際、その検索に適した「場所の情報」を表示させる仕組みのことです。このローカル検索に最適化することを「ローカルSEO」といいます。
ローカル検索ではユーザーの位置情報が考慮され、検索した場所によって検索結果が異なる場合があります。
Google検索でローカル検索すると、多くの場合「ローカルパック」が表示されます。ローカルパックとは、検索したキーワードや位置情報に応じて店舗・施設情報を表示する機能です。
▲[「渋谷 レストラン」など"場所"が含まれたキーワードで検索すると、ローカルパックが表示される]:編集部スクリーンショット
ローカルパックは検索結果の最上部に位置するため、検索したユーザーが最初に目にすることになります。
ローカル検索はなぜ重要?認知度アップ、集客促進
ローカル検索の際、自店舗の店舗情報が上位に表示されれば、ユーザーの目に触れる機会が増えます。認知度がアップし、その後の来店につながる可能性があります。
また「地域+業種」で検索したユーザーは、実際にその地域でサービスを利用したいと考えていることが多いでしょう。その際に自店舗が上位に表示されていれば、集客に直結します。
パーソナライズド検索とは
検索履歴や閲覧履歴、位置情報などを踏まえた検索を「パーソナライズド検索」といいます。
この機能を有効にした状態だと、自分のアカウントの履歴や位置情報が検索結果に反映されてしまうため、ローカルSEO対策の成果検証に適しません。
パーソナライズド検索を無効にして検索したい場合は、シークレットモードを活用しましょう。
シークレットモードとは、閲覧履歴やCookieの情報をブラウザに記憶させないようにする機能です。Chromeの場合、Windowsでは[Ctrl]+[Shift]+[N]キー、Macでは[command]+[Shift]+[N]キーで起動できます。
ただしシークレットモードでは、以下の画像のように位置情報が入ってしまうこともあります。
▲[シークレットモードでの検索には位置情報が含まれる]
シークレットモードはあくまで「ブラウザに履歴を渡さない」機能であり、訪問したサイトや、利用しているインターネットサービス・プロバイダでの記録はブロックできないためです。
よって、ローカル検索での順位をより正確に知りたい場合、そして自分がいる地域以外での検索順位を知りたいという場合は、別の方法を取る必要があります。
ローカルSEOの順位を無料で調べる方法4選
自分がいる地域以外での検索順位を無料で調べる方法を紹介します。
1.アイサーチフロム
アイサーチフロム(I Search From)は、指定した地域の検索結果を表示するツールです。
▲[アイサーチフロム(I Search From)]
以下の手順で検索結果を確認できます。
「Country」に検索したい国名を入力
「Language」に検索する言語を入力
「Device」に検索する端末を入力
「City」に検索したい街の名前を入力
検索キーワードを検索窓に入力、「Search」をクリック
「Search」をクリックすると下の画像のような新しいタブが開き、指定した地域での検索結果を確認できます。
▲[アイサーチフロム(I Search From)]:国名・言語・街・キーワードを設定し「Search」を押した結果
2.Google Search Mobile Device Simulator
Google Search Mobile Device Simulatorは、ある場所を指定した際のモバイル検索結果を表示するツールです。
▲[Google Search Mobile Device Simulator]
以下の手順で検索結果を確認できます。
「select device」にデバイスを入力
「select region & language」に「Japan」と入力
「search location」に地域を入力
「keyword」に検索キーワードを入力
「search」ボタンをクリック
ただし表示できるのは、モバイル検索結果でスクロールする前の最初の画面のみであることに注意が必要です。
▲[Google Search Mobile Device Simulator]:デバイス・地域・キーワードを設定し「Search」を押した結果
3.デベロッパーツールで位置情報を書き換える
Google Chromeデベロッパーツールは、WebサイトのHTML構成や表示スピード、通信状況などを確認できるツールです。
▲[Google Chromeデベロッパーツール]:現在地を「札幌市」に書き換えた検索結果
上の画像のように現在地を書き換えることで、他地域における検索結果を表示できます。
以下の手順で検索結果を書き換えられます。
右クリック
「検証」をクリック
右上の3つの点(縦3点リーダー)から「More Tools」を選択、「Sensors」をクリック
「No override」から地域を選択
緯度(Latitude)・経度(Longitude)を入力
検索キーワードを入力
「Sensors」は、以下の画像のようにすると選択できます。
▲[Google Chromeデベロッパーツール]:「Sensors」を選択
「No override」は、以下の画像のようにすると選択できます。
Tokyoなど主な都市しか選択できないため、多くは緯度・経度を入力して反映します。
▲[Google Chromeデベロッパーツール]:「No override」から地域を選択
4.Google広告の広告プレビュー診断で確認
Google広告の広告プレビュー診断は、Google検索結果に自社の広告が表示されているかどうかを診断するツールです。
ただし、利用にはGoogle広告のアカウントを開設する必要があります。
▲[Google広告]:広告プレビュー診断
以下の手順で確認できます。
Google広告の管理画面を開く
「ツールと設定」「プランニング」「広告プレビューと診断」の順に選択
地域、言語、デバイス、検索キーワードを設定
▲[Google広告]:「広告プレビューと診断」を選択
▲[Google広告]:広告プレビュー診断の結果
ローカル検索の順位を上げるには?
では、店舗に近い「場所」に関連するローカル検索が行われた際、自店舗を上位に表示させるにはどうすれば良いのでしょうか。
検索順位は、店舗が管理するGoogleマイビジネスの情報だけでなく、Googleが収集した情報やユーザーが投稿した情報も加味して、Googleが決定するという仕組みです。
店舗・施設情報の全てをGoogleマイビジネスでコントロールすることはできないため、ローカル検索での順位を上げる、絶対的な施策というものはありません。
Googleマイビジネスを管理して正確な情報を提供することで、来店前のイメージと、実際の店舗とのギャップを解消する
高評価な口コミを地道に集めるとともに、低評価な口コミに対しては真摯に対応する
検索で当たってほしいキーワードを、口コミの文章に使われやすいようにする/そのキーワードを使って、店舗のGoogleマイビジネスで投稿する
(キーワードの例:レストランであれば「ディナー」「おしゃれ」「個室」など)
この3つを長期的に運用していくことで、顧客から信頼されるようになり、高評価な口コミが集まりやすくなるという好循環が生まれます。
顧客から良い評価を得ることで、その情報を参照しているGoogleからの評価も上がり、結果的に上位表示につながる、という考え方になります。
すぐに効果がみられるわけではないかもしれませんが、「やらせ」の口コミを大量に投稿するといった短期的な施策よりもGoogleからの評価を得やすく、長期的に見ればメリットが大きい手法だといえます。
Googleマイビジネス運用・口コミ促進をもっとカンタンに。「口コミコム」とは
「口コミコム」とは、Googleマイビジネスをはじめ、食べログ、ぐるなび、トリップアドバイザーなど、口コミサイトの掲載情報や口コミをまとめて管理できるツールです。
Googleマイビジネスにはない「予約投稿」機能や、複数店舗に対して同時に投稿できる「一括投稿」機能もあるため、口コミコムを導入すれば、これまでより簡単に運用できるようになります。
また、口コミを集める際、来店客に直接口コミの投稿をお願いすることに抵抗があるという方もいるかもしれません。
口コミコムなら、口コミ投稿ページに誘導するステッカーを店舗に設置し、自然な形で投稿を促進することも可能です。
主要な機能を以下にまとめます。
<店舗情報管理>
Googleマイビジネスでの「予約投稿」、複数店舗に対して同時に投稿できる「一括投稿」
間違った店舗情報を検知し、改ざんを防止する
<口コミ管理>
いくつかのサイトに集まった口コミをまとめて見る
投稿された口コミの評価を分析する
<口コミ促進>
店舗に設置するステッカーを提供。設置したステッカーからアンケートページにユーザーを誘導し、満足度調査ができる
<アンケート>
設置したステッカーからアンケートページにユーザーを誘導し、満足度調査ができる
口コミコムは、以下のような方に適しています。
いくつかの口コミサイトを使っているが、管理画面が異なるため、情報登録や更新といった作業が大変だと感じている
店舗数が多く、口コミサイトの管理が追いついていない
なかなか口コミが集められない/口コミを直接依頼するのに抵抗がある
口コミは集まったものの、返信ができていない/分析などに活かせていない

口コミアカデミー編集部
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