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Googleビジネスプロフィールのインサイト活用マニュアル

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レポート概要

公開日時2022年8月31日
業種
飲食店
小売
宿泊
娯楽
サービス
医療
美容
ジャンル
ノウハウ

Googleビジネスプロフィールの「インサイト」は、Googleのローカル(地域)検索で「検索者がどれくらい見ているか」「どれくらい行動に移したか」など、ここでしか見られない情報が集まっている解析データです。

そんな「インサイト」を活用するためのマニュアルを作成しました!

目次

    インサイト

    Googleビジネスプロフィールのインサイトとは?

    Googleビジネスプロフィールのインサイトは、ここでしか見られない貴重な情報が集まっている解析データ。インサイトを使えば、店舗の情報がGoogleマップ・検索上でどれだけ見てもらえているか、見てもらった上でどれだけ集客につながっているかといった現状を分析できます。

    例えば店舗・施設情報がGoogleマップ・Google検索で検索されて表示された回数である「検索数」や、検索され表示された後にそれを見たユーザー(検索した人)がルート検索や電話などの行動を起こした回数である「アクション数」などを見ることができます。

    1. 検索数

    検索数とは、その名の通り「店舗・施設の情報が検索された数」のことです。検索数は、「どんな方法で検索されたのか(直接検索・間接検索・ブランド検索)」、「どのデバイス・プラットフォームで検索されたのか」の2つの軸での数値を確認できます。

    「直接検索」「間接検索」「ブランド名検索」は、それぞれ以下のような数値です。

    • 直接検索 …「店舗名」で検索されて表示された回数

    • 間接検索 …「地名+業種」などの検索語句で表示された回数

    • ブランド名検索 …「ブランド名」で検索されて表示された回数

    直接検索の数から、知名度を把握することができます。

    直接検索が多ければ知名度が高い状況ですし、少なければ知名度が低い状況です。知名度を上げる活動(広告やSNS等)が必要なのかどうかを判断できます。

    間接検索の数からは、Googleがその店舗・施設の魅力・特徴を認識できているのかがわかります。

    間接検索が多ければ店舗の商品や魅力がGoogle内で関連付けられている状況ですし、少なければGoogleに認識されていないか、認識されていたとしても関連性は低い状況だといえます。そもそも関連付けられた語句を増やしていく必要があるのか、検索してくれた人が利用したくなるような情報が入っていればいいのか、などがここから判断できます。

    2. 検索語句(クエリ)

    検索語句からは、店舗・施設情報がどのような語句で検索に引っかかったのかがわかります。

    検索語句を見れば、今からやるべきキーワード対策がわかります。

    例えばラーメン店なら、提供しているメニューや関連する言葉としては「ラーメン」「チャーハン」「餃子」「ランチ」などが挙げられますよね。

    これらがもし検索語句の中に出ていなければ、Googleに認識してもらう(関連性を高める)施策を行うと良いでしょう。

    関連付けには以下の4つの要素・施策が影響します。

    1. Googleビジネスプロフィールでの言及(投稿、商品、メニューなど。一部関連付けに影響しない項目もあります)

    2. 口コミでの言及

    3. 自社サイトでの言及

    4. 他社サイト(口コミサイト、グルメサイトなど)での言及

    ※なお、検索実績も影響しますが、「検索者が検索した語句」が影響するので、広告等で間接的に高めていくことはできなくはないものの、直接的に高めることはできません。

    関連性を高めるために、Googleビジネスプロフィールや公式サイト、口コミサイト等の情報を整備しましょう。また、口コミの内容はオーナー側でコントロールできませんが、口コミを集める取り組みを進めることで、関連付けたいキーワードの数も増えると考えられるので、口コミ収集も進めていくと良いでしょう。

    3. アクション数

    アクション数は、検索者が店舗・施設情報を見た後に「行動(アクション)」した数です。「行動」には、ルート検索した数、ウェブサイトを見た数、電話した数、メッセージを送った数が含まれます。

    アクション数は、ルート検索やウェブサイトの数、電話の数、メッセージの数などさまざまな種類があります。その中で重視すべき指標は、業種業態、店舗の状況によって異なります。

    たとえば、周囲に似た店舗が多い場合、住宅街にあって目印となる施設がない場合、郊外にあってカーナビを使う人が多い場合など、店舗の場所がわかりづらい場合ルート検索の数が重要になります。

    また、公式サイトで予約を受け付けている場合はウェブサイトの数が重要ですし、電話での予約が主な場合は電話の数が重要になります。

    アクション数の中でも自分の店舗・施設で指標とすべき数はどれなのかを考えてみると良いでしょう。

    以上、Googleビジネスプロフィールのインサイトについて解説しました。

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