書店5ブランドの口コミを大調査【週刊MEOレポート】
レポート概要
公開日時 | 2022年9月9日 |
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業種 | 小売 |
ジャンル | 業界別調査レポート |
口コミラボを運営する株式会社movでは、口コミサイトを”もっと”売上に変える『口コミコム』の分析機能を用いてレポートを作成しています。
今回は都内に多店舗展開している書店5ブランド(文教堂、啓文堂書店、丸善ジュンク堂、紀伊国屋書店、有隣堂)合計89店舗の口コミ(総数30,000件)を分析し、書店5ブランドの顧客のイメージについて徹底調査しました。 このレポートから ・書店5ブランドに共通していることは「品揃え」に力を入れていること ・大型書店では特に「品揃え」、中型書店ではカフェ・併設店や本以外に力を入れているという店舗規模に合わせた経営戦略を取っていること ・各ブランドの消費者のブランド認識が明らかになりました。例としては、丸善ジュンク堂では「ビジネス書」に特化し、「紀伊国屋書店」では洋書が多いといった傾向が見られます。 この週刊MEOレポートでは口コミを横断して分析することで見えてくる「新しい発見」をご提案します。レポートの詳細は資料請求してください。
目次
今回の調査対象
今回は、「都内で多店舗展開している書店5ブランド」の口コミを分析しました。
対象としたのは
・文教堂 26店舗
・啓文堂書店 22店舗
・丸善ジュンク堂 17店舗
・紀伊国屋書店 12店舗
・有隣堂 12店舗
合計89店舗
口コミ総数30,000件超
です。
書店5ブランドの口コミを分析
書店5ブランドでは口コミが2017年から増加し2017年ごろから増加し、2020年には一度停滞を見せたものの、2021年に過去最高の10,828件を記録しました。2022年も同水準の新規口コミ投稿が予想されます。
サイト別口コミ投稿件数の変化
口コミ件数をサイト別に比較するとGoogleマップへの新規投稿が過半数を占めます。ただし、2021年から2022年でYahoo! MAPへの口コミも急増しています。これはLINE PLACEとの連携によるものです。今後のYahoo! MAPの口コミ増加についても注視していく必要があります。 参考記事はこちら https://lab.kutikomi.com/news/report/premium_bread2022/#expensive_bread2022-3
1店舗当たりのブランド別口コミ投稿件数
1店舗あたりに寄せられる新規口コミ件数をブランド別に比較すると、大型店舗では100~200件、中型店舗では50~100件ほどの投稿があることがわかりました。大型書店では丸善ジュンク堂、中型店舗では有隣堂が、水準より多くの口コミを集めています。 詳細なレポートでは評価の3ヶ月移動平均をご確認いただけます。是非、ダウンロードして詳細をご確認下さい。
口コミコムを利用した分析例(QSCA分析)
口コミコムを利用すると、Googleマップや食べログなどに投稿されるすべての口コミを自動でAI解析できます。店舗評価に必要なQSCA(Q:品質、S:サービス、C:清潔さ、A:雰囲気)に関する口コミを抽出し、それらの口コミがポジティブなのかネガティブなのか、文脈から判定し自動でスコアリングしています。 それらのAI解析を用いた分析例として「丸善ジュンク堂」「紀伊国屋書店」のQSCA・頻出ポジネガキーワードを確認しました。
詳細なレポートでは各ブランド間の比較、文教堂、啓文堂書店、有隣堂についてのQSCAとポジネガキーワードをご確認いただけます。是非、ダウンロードして詳細をご確認下さい。
各ブランドを共通キーワードで分析すると、、、
同じ業界を横串で比較する場合、各社共通して使われているキーワードを分析すると違いが見えてきます。大手書店5ブランドに寄せられるお客様の声を詳細に見ていきましょう。
書店に寄せられる口コミの中で最も言及回数が多いのは「品揃え」に関する口コミです。5ブランドの中で「品揃え」に関して最もポジティブな意見が多かったのは丸善ジュンク堂です。専門書に特化している丸善ジュンク堂では「種類」という口コミも多く見られポジティブ率も高くなっています。このことから、大型書店では共通して品揃えの豊富さが口コミ分析から見られました。 同じ大型書店でも紀伊国屋書店では「洋書」に関する口コミが多く見られます。このことから大型書店の中でも専門性の違いがあることが分かります。 その他、店舗設計やサービスについての口コミを横串で比較した「戦略キーワード分析」については、大型書店に勝つための中型店舗の経営戦略も見えてきます。詳細レポートをダウンロードして是非、ご確認下さい。