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<pre><code>ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。</code></pre><h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2> <img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/284/%E8%A8%AA%E6%97%A5%E5%AE%A2%E6%95%B0_%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%A1%8D.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> 観光庁の秡川 直也（はらいかわ なおや）長官は10月16日、定例会見を行いました。同日発表された観光庁 インバウンド消費動向調査、および日本政府観光局（JNTO）による訪日外客統計の結果について、1〜9月の累計で「昨年1年間を上回った」ことを報告しました。秡川長官は「（訪日需要の）成長軌道は続いている」とし、年間の見通しでは「今のトレンドが続けば3,500万人が視野に入る」としました。2019年実績（3,188万人）と比較して、年間300万人以上の拡大を見込みます。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/10/16/chokankaiken/" target="_blank">訪日客数・消費額、早くも前年超え　観光庁長官「成長軌道続いている」</a><pre><code> </code></pre><img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/292/%E5%9B%BD%E6%85%B6%E7%AF%80_%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> 中国の大型連休「国慶節」が先日終了しました。2024年の国慶節は、10月1日から7日までの7日間でした。中国交通運輸部の発表によると、10月1日から7日の間に地域外に移動した人の数は延べ20億300万人、1日平均2億8,600万人となり、前年同期比では平均3.9%増加しました。また文化観光部によると、中国国内旅行者の旅行消費額についても、前年同期比6.3％増、2019年同期比7.9％増と、前年・コロナ前を上回りました。Ctripのマーケットインサイトプラットフォーム「FlightAI」のデータによると、海外旅行先の人気1位に日本がランクインしており、そのほか韓国、オーストラリア、米国、ベトナムなどが国慶節期間の人気国にランクインしているといいます。また、Ctripが発表した富裕層ユーザーの需要によると、国慶節期間で人気が高まっている観光地として日本、モルディブ、イタリア、ブラジル、ハワイを挙げており、ここでも日本が人気国として最初に挙げられる結果となりました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/10/15/kokkeisetu/" target="_blank">2024年の中国国慶節はどうだった？延べ「20億人」以上が移動、訪日市場の動向は</a> <img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/302/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B410%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8______15_.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 石破茂首相は10月4日開催された第二百十四回国会で所信表明演説を行い、「ルールを守る」「日本を守る」「国民を守る」「地方を守る」「若者・女性の機会を守る」の5つの柱を軸とした政策を行うことを明らかにしました。このうち「地方を守る」の政策を語るなかで、インバウンドがもたらす地方活性化に触れたほか、地方創生の交付金を当初予算ベースで倍増することを目指す「地方創生2.0」や、観光産業の高付加価値化、文化芸術立国に向けた地域の文化と芸術への支援強化を推進する考えを示しました。また、2025年に開催を控える大阪・関西万博を通じた国際交流や日本の魅力発信に積極的に取り組む姿勢も見せました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/10/15/shosinhyoumei/" target="_blank">石破新首相の所信表明、インバウンドへの言及は？「地方創生2.0」掲げる、万博なども</a> <img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/301/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_%E3%83%92%E3%82%99%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 株式会社ビックカメラは10月11日、2024年8月期の連結決算を発表しました。前年同期と比較して、売上高は13.1%増の9,225億円、純利益は4.7倍の139億円となりました。その中でも訪日客向けの免税売上はコロナ前を超え過去最高を記録しました。免税売上が増加した要因として、国内における円安の状況や海外向け公式SNSでの情報発信、現地インフルエンサーとの連携強化、航空会社とのクーポン配布施策拡大などの取り組みが挙げられており、多様な国々からの集客が進んだとしています。また店舗展開においても、日本空港ビルデング株式会社との合弁会社のAir BIC株式会社が、臨時休業していた「Air BicCamera 那覇空港店」と「Air BicCamera 中部国際空港第１ターミナル１号店」の営業を再開しています。今後の見通しとして、インバウンドマーケットとインターネット通販事業の拡大を見込むことで、グループ全体の売上高は前年同期比3.2％増の9,520億円を見込んでいます。＜参照＞株式会社ビックカメラ：<a href="https://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2024/20241021.pdf" target="_blank">2024年８月期 決算短信〔日本基準〕（連結）</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>ここに注目！インバウンド関連データ</h2> <img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/289/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B410%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8______6_.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> 国連世界観光機関（UNツーリズム）は9月25日、最新の世界観光指標（2024年9月号）を発表しました。UNツーリズムの世界観光指標「バロメーター」は、最新の世界の観光動向を示す統計指標で、年4回をめどに公表されています。最新の世界観光指標によれば、2024年1月から7月の国際観光客到着数は、ヨーロッパの強い需要やアジアの市場再開によってけん引され、コロナ前の水準の96％まで回復しました。2024年の7か月間の国際観光客到着数は約7億9,000万人にのぼり、前年同期比で11％の増加を記録しています。国際観光の回復は、航空路線の拡大とビザの簡素化によって支えられ、全地域で強い回復がみられています。専門家の指摘によると、世界的な運送費や宿泊費の高騰などの旅行・観光におけるインフレや、世界的な経済状況、人材不足、異常気象など観光セクターが直面する課題は残る一方で、UNツーリズムによると、2024年9〜12月の信頼指数*の見通しは120ポイントとなり、2024年終盤にかけての見通しは明るいといいます。*信頼指数…専門家委員会が作成する指標で、世界観光の信頼度を示す＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/10/08/untourism-international-tourist-arrivals/" target="_blank">国際観光客数、コロナ前の96％まで回復（国連世界観光機関）</a> <img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/290/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B410%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8______8_.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> グローバル決済テクノロジー企業のVisaは、2024年上半期の韓国人海外旅行者の対面決済データを、2023年同期と比較したレポートを公開しました。韓国人のアジア太平洋地域における支出額トップは日本となりました。 その要因として、2024年上半期の円安や韓国と日本間の直行便への期待の高まりなどが挙げられています。また、旅行先ごとの支出カテゴリをみると、韓国人の日本における支出は「ショッピング」がトップでした。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/10/08/visa_korean/" target="_blank">Visa、韓国人旅行者の決済データを分析　アジア支出額1位は日本</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>ーーーーーーその他にも、レポートでは1. ここに注目！インバウンド関連データ2. 知っておきたい！インバウンドニュース3. 訪日ラボおすすめ記事・レポートなど、インバウンドに関する情報をまとめています。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください！<button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>

訪日客数・消費額、早くも前年超え ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年10月前編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。<h2>【Pick Up】中国大型連休「国慶節」の動向</h2><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/254/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%BE%8C%E7%B7%A8____1_.jpg" alt="中国の大型連休「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本" title="中国の大型連休「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本" contenteditable="false" draggable="true"> 中国国内メディア「中国网（チャイナネット）」によると、中国当局は9月27日の記者会見で、国慶節の連休の間に「延べ19.4億人」が移動するとの予測を発表しました。また、同じく中国国内メディア「财经网（Caijing）」の報道によると、航空便の緩やかな回復に伴って海外旅行のコストが大幅に減少しているといい、Ctripのマーケットインサイトプラットフォーム「FlightAI」のデータでは日本、韓国、オーストラリア、米国、ベトナムなどが国慶節期間の人気国にランクインしているとしています。Ctripは富裕層ユーザーの国慶節期間需要も発表しており、人気が高まっている観光地として日本、モルディブ、イタリア、ブラジル、ハワイを挙げています。＜参照＞中国网：<a href="http://news.china.com.cn/2024-09/27/content_117454652.html" target="_blank">中国发布丨国庆跨区域人员流动量预计19.4亿人次 小型客车免收通行费</a> 财经网：<a href="https://economy.caijing.com.cn/20240930/5040920.shtml" target="_blank">国庆全国铁路预计发送旅客1.75亿人次 旅游消费有望再创新高</a> 携程黑板报：<a href="https://mp.weixin.qq.com/s/IKyrvRxs0sHT6W5jLhyc7g" target="_blank">鸿鹄逸游：出境游迎来Next Level 拼机公务舱游马代</a><h2>ここに注目！インバウンド関連データ</h2><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/255/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%BE%8C%E7%B7%A8____2_.jpg" alt="8月の訪日外客数 台風の影響で3か月ぶりに減少するも、同月過去最高を記録" title="8月の訪日外客数 台風の影響で3か月ぶりに減少するも、同月過去最高を記録" contenteditable="false" draggable="true"> 日本政府観光局（JNTO）は9月18日、2024年8月の訪日外客数推計値を発表。8月の訪日外国人数は293万人で、前月7月と比べ減少しました。台風による航空便欠便などの影響が考えられますが、2019年同月の数値は引き続き超えているため、インバウンド需要の勢いが衰えたわけではないと考えられます。国別では中国が74万5,800人で、コロナ後初めて1位となった前月から、引き続き首位をキープしました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/09/18/inbound202408/" target="_blank">【速報】8月の訪日外客数293万人 台風の影響で3か月ぶりに減少するも、同月過去最高を記録</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/256/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%BE%8C%E7%B7%A8____3_.jpg" alt="自民党総裁に石破氏　地方を守る政策として「地方創生2.0」掲げる" title="自民党総裁に石破氏　地方を守る政策として「地方創生2.0」掲げる" contenteditable="false" draggable="true"> 9月27日、自由民主党の新総裁に石破 茂氏が選出されました。10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、組閣する予定です。また、衆議院選挙を10月27日投開票で実施する意向を表明しています。石破氏の総裁選所見では観光・インバウンドに関する具体的な言及はありませんでしたが、地方を守る政策として「地方創生2.0」を掲げ、日本経済の起爆剤としての大規模な地方創生策を講じるとしています。地方部の人口減少が顕著となる中、（インバウンドも含めて）地方の交流人口を増やすための政策が打ち出される可能性があります。また、経済政策全体としては、岸田首相の「貯蓄から投資へ」を踏襲するものとみられています。岸田首相は7月、「（2024年は）訪日消費額8兆円、訪日客数3,500万人が視野に入る」と触れるなど、インバウンド需要にも着目している様子がうかがえました。今後、石破新首相がどのように観光・インバウンド領域の政策を展開するのかが注目されます。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/31/202407_inbound-2/" target="_blank">岸田首相、訪日消費額「8兆円」視野に</a>＜参照＞総裁選2024：<a href="https://www.jimin.jp/sousai24/candidate/ishiba_shigeru.html" target="_blank">候補者プロフィール 石破 茂</a><h3> </h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/257/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%BE%8C%E7%B7%A8____4_.jpg" alt="韓国人「日本に好印象」の割合が過去最高に" title="韓国人「日本に好印象」の割合が過去最高に" contenteditable="false" draggable="true"> 韓国の東アジア研究院の調査によると、調査対象となった韓国人の41.7％が、日本に対して良い印象を持っていることがわかりました。日本に好印象を持つ回答者の割合は前年より12.8ポイント上昇し、2013年の調査開始以来過去最高となったということです。このうち53.6％が「日本人は親切で誠実」と回答し、30％が「日本の食文化やショッピングに興味がある」と回答。さらに、約6割が日本を訪問したことがあると答えました。日韓の歴史的問題などの懸念はあるものの、観光や文化交流などを背景に韓国国民の間で日本のイメージが向上しているようです。実際に訪日客数は2022年10月の水際対策緩和以来好調に推移し、コロナ禍前よりもその規模は拡大しています。＜参照＞EAST ASIA INSTITUTE：<a href="https://www.eai.or.kr/new/en/news/notice_view.asp?intSeq=22736&amp;board=eng_eaiinmedia&amp;keyword_option=&amp;keyword=&amp;more=" target="_blank">Survey shows record number of South Koreans view Japan positively</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button> ーーーーーーその他にも、レポートでは<ol><li>【Pick Up】中国大型連休「国慶節」の動向</li><li>ここに注目！インバウンド関連データ</li><li>知っておきたい！インバウンドニュース</li><li>訪日ラボおすすめ記事・レポート</li></ol>など、インバウンドに関する情報をまとめています。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください！<button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>

中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本：インバウンド情報まとめ 【2024年9月後編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2><h3>観光庁、免税制度の見直し要望：消耗品の免税上限額撤廃など</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/242/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8___%E3%81%9D%E3%81%AE1_.png" alt="インバウンド情報まとめ" title="" contenteditable="false" draggable="true" class=""> 観光庁は、2025年度の税制改正に向けて、「外国人旅行者の利便性向上、免税店の事務負担軽減等を踏まえた免税制度の見直し」を要望しました。旅行者と免税店の双方にとって利用しやすい免税制度へと変更することで、訪日外国人旅行消費額をさらに拡大させることを狙いとしています。今回の要望の概要は、以下の通りとなっています。<ul><li>消耗品の特殊包装の廃止</li><li>消耗品の上限額の撤廃</li><li>免税店における「免税対象となるかの判断」を不要に</li></ul>※今回の要望の詳細は以下の記事に詳しく記載されています。ぜひご覧ください。 訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/09/05/kankocho_taxfree/" target="_blank">観光庁、免税制度の見直し要望：消耗品の免税上限額撤廃などで、訪日客の消費拡大 / 事務負担軽減へ</a><h3>日韓、入国審査を簡素化へ　プレクリアランス導入で訪日客拡大狙う</h3><h6><img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/243/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8___%E3%81%9D%E3%81%AE2.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> </h6>岸田首相は9月6日、韓国を訪問し、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領と首相会談を行いました。会談では、2025年に迎える日韓の国交正常化60周年の節目に向け、日韓間の協力と交流を持続的に強化していくことを目的とし、双方の入国手続きを円滑化するための検討を開始することで一致しました。日本経済新聞の報道によると、入国手続きを円滑化する取り組みとして、日韓両政府は入国審査を事前に済ませるプレクリアランス（事前審査）を導入する方針です。飛行機の待ち時間を利用して指紋や顔写真による本人確認などの一部の手続きを先に済ませるなど、韓国からの訪日外国人観光客の入国審査にかかる時間を短縮し、訪日外国人観光客の拡大に繋げるねらいがあります。日本は2025年1月以降にプレクリアランスの制度を導入する予定です。＜参照＞外務省：<a href="https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/pageit_000001_01041.html" target="_blank">日韓首脳会談</a>日本経済新聞：<a href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA03BO20T00C24A9000000/" target="_blank">日韓、事前入国審査を導入へ　インバウンドを拡大</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>ここに注目！インバウンド関連データ</h2><h3>インバウンドに人気の商品・お土産ランキング【2024年版】</h3><img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/244/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8____%E3%81%9D%E3%81%AE3.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> 商品バーコードを読み取ることで詳細情報を母国語で確認できる、ショッピングサポートアプリ「Payke（ペイク）」は、ユーザーのスキャンデータをもとに、国籍別に人気商品を集計しています。コロナ禍前の2019年には、風邪薬や喉の薬、スキンケア商品が多くランクインしていました。一方、2024年には目薬、皮膚薬（スキンケア商品）、胃腸薬ブランドの人気が高まっています。詳細は関連記事にてご確認ください。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/31/inbound_trend2024_payke/" target="_blank">インバウンドに人気の商品・お土産ランキング【2024年版】「龍角散」や「休足時間」がランクイン、中国・台湾・香港などの市場で1位を独占したのは？</a><h3>7月外国人宿泊数は1,494万人泊、6月国別宿泊数は中国が前月から約60万人泊増</h3><h6><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/245/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8____%E3%81%9D%E3%81%AE4.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> </h6>観光庁は、2024年7月の延べ宿泊者数（第1次速報）を公表しました。7月の延べ宿泊者数は全体で5,915万人泊（前年同月比8.6%増）、外国人宿泊者数は1,494万人泊（前年同月比35.2%増）となっています。外国人宿泊者数は前月6月から増加し、好調に推移していることがわかります。6月の国籍別延べ宿泊者数では、5月に引き続き中国が1位となっています。中国は前月5月と比較し、約60万人泊も増加しました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/30/syukuhaku202407/" target="_blank">7月外国人宿泊数は1,494万人泊、6月国別宿泊数は中国が前月から約60万人泊増【観光庁 宿泊旅行統計 2024年6月・7月】</a><h3>関空、夏季繁忙期の出入国者数 外国人は約51万人</h3><h6><img src=" https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/246/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8____%E3%81%9D%E3%81%AE5.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> </h6>大阪出入国在留管理局関西空港支局は、夏季繁忙期間（2024年8月9日〜8月18日）の関西国際空港の利用者数が73万5,830人（前年比37％増）と発表しました。内訳は、日本人が22万9,250万人（前年比44％増）、外国人が50万6,580人（前年比34％増）であり、日本人・外国人ともに昨年から大きく伸長しました。航空路線別での出国者数としては、最も出国者数が多かった国は中国で、9万8,610人（前年比88%増）でした。次点で韓国、台湾の5万3,260人（前年比33%増）と続き、アジア圏からの利用者が多くなリました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/09/05/summer_kansaiairport/" target="_blank">関空、夏季繁忙期の出入国者数 外国人は約51万人（前年比34％増）</a><h3>免税店数、約6万店に 地方部でも免税店増加の傾向（観光庁）</h3><h6><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/asset/file/247/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%99%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81_2024%E5%B9%B49%E6%9C%88_%E5%89%8D%E7%B7%A8____%E3%81%9D%E3%81%AE6.png" alt="" title="" contenteditable="false" draggable="true"> </h6>観光庁は8月22日、2024年3月31日時点の都道府県別における消費税免税店数を発表。2024年3月31日時点で5万9,485店となっており、2023年9月30日からの半年間で2,908店の増加（+5.1%）となりました。免税店数の内訳は、三大都市圏で3万6,960店、三大都市圏を除く地方部で2万2,525店となっており、地方部は全体の37.9％を占めています。2012年4月1日時点と比較すると、地方部の免税店は1,148店舗（全体の27.5%）から2万1,337店舗増加したこととなり、地方部で免税店が大幅に増加していることが分かります。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/29/inbound_departmentstore/" target="_blank">免税店数、約6万店に 地方部でも免税店増加の傾向（観光庁）</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button> ーーーーーーその他にも、レポートでは<ol><li>知っておきたい！インバウンドニュース</li><li>ここに注目！インバウンド関連データ</li><li>訪日ラボおすすめ記事・レポート</li></ol>など、インバウンドに関する情報をまとめています。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください！<button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>

観光庁、免税制度の見直し要望 消耗品の免税上限額撤廃 ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年9月前編】

7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年8月後編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。<h2>ここに注目！インバウンド関連データ</h2><h3>7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/64bf184d-3380-4071-93d4-1c91bc678de3-______________2024_8_______.png" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】 (1)" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 日本政府観光局（JNTO）が8月21日に発表した訪日外客数推計値によると、2024年7月の訪⽇外客数は329万2,500人で、5か月連続で300万人を超えています。 2019年同月比は10.1%増で、コロナ禍前を上回る水準まで回復。6月に引き続き、10か月連続で2019年同月を超えました。また、国別では中国が2019年同月比-26.1%の77万6,500人で、前月まで1位だった韓国を抜き、コロナ禍後初めての首位となっています。 10月頭には国慶節の7連休も控えており、今後の中国市場の伸びには注目しておくべきでしょう。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/21/inbound202407/" target="_blank">【速報】7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に</a><h3>沖縄県の観光収入が過去最高に　人材確保の課題解決も</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/12b4ab8e-7278-4b8b-9308-814ee69f2195-______________2024_8_________2_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】 (2)" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 沖縄県文化観光スポーツ部は7月25日、2023年度の観光収入の速報値を発表しました。沖縄県の2023年度の観光収入（速報値）は8,563億円（前年比22.1%増）となり、2023年度の目標である7,908億円を大きく上回りました。 またこれまでの過去最高だった2018年度の7,341億円を1,222億円上回り、初めて8,000億円を超えて過去最高値を更新しました。コロナ禍からの回復を目指し、政府が旅行代金を補助する「全国旅行支援」による消費額の増加や、円安に伴うインバウンド需要の増加、物価高などが要因と考えられています。沖縄県はあわせて2024年度の目標値についても発表し、観光収入の目標は2023年度をさらに超える8,987億円としています。1人あたり観光消費額は9万4,302円、観光客数は953万人を目指します。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/23/okinawa-kanko/" target="_blank">沖縄県の観光収入、2023年過去最高 2024年は課題解決に向け“観光人材”確保へ</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2><h3>訪日客免税制度、転売防止へ　出国時に消費税返金方式に見直し</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/e0e64432-42e8-44aa-8c6a-ed86b2f7fe0a-______________2024_8_________2_.png" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】 (2)" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 時事ドットコムの報道によると、日本政府が、訪日外国人観光客を対象とした消費税免税制度の抜本的な見直しを進めていることが分かりました。背景には、訪日外国人観光客が免税で購入した物品を、日本国内で転売していると疑われる事例が相次いでいる状況があります。現行の制度では、訪日外国人観光客は免税店で買い物をする際、パスポートなどを提示すれば、消費税がその場で免除となります。そして税関で、店から提供される購入記録情報を基に、訪日客が免税制度で購入した物品を国外へ持ち出そうとしているかどうかを確認します。一方で、現状では、多くの訪日外国人観光客が税関検査に立ち寄らずに出国していることが課題に挙げられます。政府はこのような実態を踏まえ、免税店では訪日外国人観光客に消費税も含めた価格で物品を購入してもらい、税関での購入記録と国外への持ち出し品の照合を条件に、消費税相当分を返金する方式に変更する考えです。また年末に決定する2025年度税制改正大綱に、導入時期なども含めた詳細な制度設計を盛り込む予定です。＜参照＞時事ドットコム：<a href="https://www.jiji.com/jc/article?k=2024081200312&amp;g=eco&amp;fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR2p8oAJPOQSuhqtL1GaH6jakEWS7ZXSI_8gpHXtRHRR-jOKS0N42-Xhr-c_aem_qxvHPsWeIElQq5mWYJjSkw#i9gg5bn2au" target="_blank">訪日客免税、転売防止で対策 出国時に確認後返金へ―政府・与党</a><h3>大丸心斎橋店、初の大規模リニューアル</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/c156bde6-3657-47e7-8205-cc22c0951731-______________2024_8_______.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 株式会社大丸松坂屋百貨店は8月13日、大丸心斎橋店の初の大規模リニューアルの全貌を発表しました。1726年に営業を開始した大丸心斎橋店は、2026年には大阪出店300周年を迎えます。本館建て替え5周年を迎えるにあたり、「世界と未来に向けて進化する百貨店へ」をテーマに初の大規模リニューアルを実施し、2024年6月に先行公開した13店舗とあわせ、2025年2月までに新規33店舗を含む計66店舗が順次オープンします。ラグジュアリーブランドが並ぶ御堂筋に立地する同店では、継続的に20～40代若年層の売上シェアが拡大しており、リニューアルでは全館に時流をとらえた高感度ブランドを集結して若年層の支持拡大を図ります。また、2025年4月から開催予定の大阪・関西万博に向けて、さらに多くの訪日客が来店することも想定し、日本の文化伝統工芸や、人気ゲームシリーズ「星のカービィ」をテーマにした「カービィカフェ」などポップカルチャーを体験できるコンテンツを強化します。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/26/sinsaibashidaimaru/" target="_blank">大丸心斎橋店、初の大規模リニューアル　インバウンド向け工芸品店や「星のカービィ」カフェも</a><h3>日本食特化のインバウンド向けプラットフォーム「byFood.com」で中国語対応開始</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/4b43409f-072d-4e14-a260-23941a3b1043-______________2024_8_________1_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】 (1)" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> 株式会社テーブルクロスは8月8日、訪日外国人向けプラットフォーム「byFood.com（バイフードドットコム）」において、中国語対応を開始したと発表しました。byFood.comでは、「旅マエ」での日本の飲食文化やトレンドなどの情報収集や、日本滞在中の「旅ナカ」での食体験や飲食店の予約、帰国後の「旅アト」での日本食の購入など、日本の食に特化した多様な機能を提供しています。 サービス拡充の背景には、インバウンド市場のなかでも、特に中国・韓国・台湾・香港などを中心とした アジア市場の回復が顕著となっている状況があります。同社は今後、旅行代理店専用管理画面やVIP向け特別メニュー提供をはじめ、ホテルや飛行機の旅行手配とあわせた一気通貫での食体験やレストランの予約手配など、中国語サービスの整備を図ります。 また、旅行代理店やOTA、メディアなど中国語圏の関係各社との連携強化により、byFood.comのサービスやコンテンツの拡充を図りながら、インバウンド消費拡大への貢献と地方分散型観光、ガストロノミーツーリズムの推進を目指すとしています。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/23/byfood-china/" target="_blank">日本食特化のインバウンド向けプラットフォーム「byFood.com」で中国語対応開始</a><h3>在留外国人が日本の店舗情報を海外に紹介　KDDIの「KAMOkamo」提供開始</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/49880766-5a61-4de1-8a3b-c9c23cb05065-______________2024_8_________5_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(後編)】 (5)" contenteditable="false" draggable="true"><img class="ProseMirror-separator" alt=""> KDDI株式会社は8月7日から、在留外国人が訪日外国人に、同じ母国語で日本の店舗情報を紹介するサービス「KAMOkamo（カモカモ）」の提供を開始しました。本サービスを通じて、訪日外国人は在留外国人からおすすめの店舗情報を母国語で確認でき、気に入った店舗があれば海外から店舗予約・事前決済まで行うことができます。近年、訪日外国人旅行者が大幅に増加する中で、旅行前・旅行中に参照にできる情報は不足しています。その結果、特定の観光地や店舗に観光客が集中し、オーバーツーリズム発生の要因にもなっています。一方、日本に住む在留外国人も増加傾向にあります。本サービスは、在留外国人が持つ「日本に関する知識」「言語力」「知人ネットワーク」を活用し、外国人旅行者に情報発信する仕組みを作ることで、前述した課題の解決を図るものです。同社は今後について、サービスの対象国の拡大や新しいジャンルの追加を行う方針を掲げています。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/08/13/kddikamokamo/" target="_blank">在留外国人が日本の店舗情報を海外に紹介　KDDIの「KAMOkamo」提供開始</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>ーーーーーーその他にも、レポートでは<ol><li>インバウンド関連データ</li><li>知っておきたい！インバウンドニュース</li><li>訪日ラボ 注目記事＆レポート特集</li></ol>など、インバウンドに関する情報をまとめています。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください！<button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>

円相場が乱高下、円高傾向に インバウンドへの影響は？ ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年8月前編】 

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2><h3>円相場が乱高下、円高傾向に インバウンドへの影響は？</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/e1a80494-8ecb-4872-b3c7-ab937ef94191-______________2024_8_________1_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (1)" contenteditable="false" draggable="true" class="">円相場が乱高下しています。一時160円台まで円安が進みましたが、直近1か月で円高が進んでおり、一時143〜144円台まで円高となりました。一方、8月14日時点では147円台まで回復しており、今後の動きは予測しづらい状況です。背景としては、日銀の利上げと米FRBの利下げ前向き発言により、日米の金利差が縮まる見通しとなったこと*や、米国の景気後退懸念による株価の変動などが影響しているとみられます。インバウンド業界への影響としては、まず円安を背景に買われていたハイブランドなどの「買い物代」縮小の可能性が考えられます。また、さらに円高が進むと、訪日旅行そのものの「割安感」がなくなり、旅行控えが起きる可能性が懸念されます。ただし2019年には1ドル＝109円前後で推移していたことを踏まえると、訪日客が相対的に「旅行しやすい」時期は当面続くものと考えられます。* 円建てで資金を借り、外貨に転換して運用する「円キャリートレード」。日米の金利差を利用して収益を得ようとするもので、円を売る過程が入るために円安の大きな要因となっています。＜参考＞2024年8月8日開催「訪日ラボトレンドLIVE! vol.3」セミナーより<h3>「佐渡島の金山」世界遺産登録が決定、その経済効果は？</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/fa3685b9-587e-44ef-8736-e8c2d0257d9d-______________2024_8_________2_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (2)" contenteditable="false" draggable="true">第46回世界遺産委員会にて、新潟県の「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されることになりました。国内での文化遺産の登録は、2021年の「北海道・北東北の縄文遺跡群」に続き21件目となります。「佐渡島の金山」は、17世紀における世界最大の金生産地です。世界的に機械化が進む16〜19世紀にかけて、伝統的手工業による生産技術を極限まで高め、世界の金の約1割を生産していたとも言われています。大量かつ高品質な金生産を実現し、世界的にも類を見ない事例として評価されました。世界遺産登録から1年後の佐渡市への経済波及効果は約520億円になると見込まれています。2024年3月に発表された「2023年度 佐渡観光データ調査分析業務報告書」によると、2023年の佐渡島来訪者数はコロナ前の88%まで回復したものの、直近20年では減少の一途を辿っており、1994年の半数以下となっています。この好機を取り込むべく、佐渡市はタクシー不足に対応するためのライドシェアや、古民家分散型宿泊施設の開業など、観光客受け入れ環境の整備を行なっています。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/11318/preview/?preview_token=JQWX849qh8UKQyrH-F6affsHcVp2XAWq">「佐渡島の金山」世界遺産登録が決定、その経済効果は？</a><h3>関西3空港、新しい飛行経路案の導入に合意</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/d4e6dbf7-5171-4f48-9786-702c664685d2-______________2024_8_________3_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (3)" contenteditable="false" draggable="true">7月15日、関西空港・伊丹空港・神戸空港の将来のあり方について議論する「第14回関西3空港懇談会」が大阪府内で開催されました。2023年時点で、関西3空港の国内線はコロナ流行前水準に回復。国際線に関しては、日本人旅客の回復には遅れが見られるものの、訪日外国人はコロナ前の水準に回復しました。また2025年の大阪万博の開催により、訪日外国人数のさらなる増加が見込まれます。こうした航空需要の伸長に対応すべく、第12回の懇談会では、2030年前後を目処に3空港全体で年間50万回の容量確保を目指すことが合意され、さらに今回第14回で新経路案の導入が合意されました。今後の流れとしては、環境面での配慮と安全確保への取り組みを進めるとともに新経路案の導入を進め、国に対しては2025年の万博開催に向け空港の容量拡張が実現するよう、必要な手続きを進めることを要請するとしています。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/30/kansaikukou-conference/">関西3空港、新しい飛行経路案の導入に合意 訪日外国人需要の高まり背景に</a><h3>東京都のインバウンド訪問先 1位は2年連続で渋谷</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/92f7ae13-7de5-411a-a8c5-8c028f57f454-______________2024_8_________4_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (4)" contenteditable="false" draggable="true">東京都産業労働局が6月21日に発表した「国・地域別外国人旅行者行動特性調査」の最新版の調査結果によると、外国人観光客が最も訪れた場所は2年連続で「渋谷」（67.1％）となりました。「新宿・大久保」（57.4％）、「銀座」（50.1％）が続いています。また、国・地域別で見た際に、渋谷は20の国・地域のうち中国を除いて3位以内に挙げられていました。「一番期待していた場所」「一番満足した場所」としても、渋谷は最も多くなっています。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/31/tokyo-inbound-report202406/">東京都のインバウンド訪問先 1位は2年連続で渋谷</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>ここに注目！インバウンド関連データ</h2><h3>関西空港の外国人旅客数、1〜6月で過去最高に</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/f848a50e-51fa-4e7f-aa2e-28754b8ee290-______________2024_8_________5_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (5)" contenteditable="false" draggable="true">関西エアポートグループは、関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港の2024年6月の利用状況を公開しました。2024年6月の関西国際空港における国際線旅客数は198万人（2019年同月比92％）で、このうち外国人旅客数は162万人（2019年同月比106％）と、単月最高数値になりました。また上半期でも外国人旅客数は910万人と過去最高を記録しました。国・地域別で見てみると、発着回数・旅客数ともに1位は引き続き中国となりました。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/31/kansai_airports2406/">関西空港の外国人旅客数、1〜6月で過去最高に</a><h3>訪日中国人数は月間66.1万人 消費額は95%まで回復</h3><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/44fdf2dc-3e41-4566-961c-0c4a0dcd4b9c-______________2024_8_________6_.jpg" alt="インバウンド情報まとめ【2024年8月(前編)】 (6)" contenteditable="false" draggable="true">日本政府観光局（JNTO）が発表している訪日外客統計によると、2024年6月の訪日中国人数は66万900人で、2019年同月比の32.3%減にとどまっています。一方で、観光庁のインバウンド消費動向調査によると、2024年4-6月の訪日中国人旅行消費額は4,420億円（2019年同期比95%）で、国別では中国が1位となっています。2024年に入ってから中国からの訪日客数は急回復しています。今後訪日客数が回復してくれば、インバウンド市場全体における中国の存在感はさらに大きくなるでしょう。＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/25/china202407/">訪日中国人数は月間66.1万人 コロナ前比32.3%減にとどまるも、消費額は95%まで回復：中国市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2024年上半期】</a><button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>ーーーーーーその他にも、レポートでは<ol><li>知っておきたい！インバウンドニュース</li><li>インバウンド関連データ</li><li>訪日ラボ 注目記事＆レポート特集</li></ol>など、インバウンドに関する情報をまとめています。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください！<button class="ActionButton" data-role="cta" type="button">レポートをダウンロードする（無料）</button>

岸田首相、訪日消費額「8兆円」視野に ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年7月後編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>岸田首相 訪日消費額8兆円、訪日客数3,500万人視野に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/d541f211-52b7-4dfa-a115-58c26d036f5f-______________2024_7______.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】"></figure>
政府は7月19日、第24回観光立国推進会議を開き、観光の現状や今後の取り組みについて公表しました。
今回の発表は、上半期における観光の状況を振り返り、政府による今後の予測と取り組みをまとめたものとなっています。
訪日外国人数について、政府は上半期の累計約1,778万人というペースが続く場合は、訪日年間旅行者数3500万人、消費額8兆円が視野に入るとしています。
国土交通省の斉藤大臣は記者会見で「訪日旅行者数・消費額が過去最高ペースである絶好の成長機会を活かし、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた取組を進めつつ、地方部への誘客を力強く進めていくことが重要」だと話しました。
また国土交通省としては、地方部における高付加価値な旅行需要を取り込むための観光地づくりを進めるとともに、将来に向けた投資や人材育成などによる持続可能な観光地・観光産業の発展を促進していくといいます。
＜参照＞首相官邸：<a href="https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kankorikkoku/dai24/haifusiryou.html" target="_blank">第24回 観光立国推進閣僚会議 配布資料</a>
<h3>訪日客増や値上げで「旅館・ホテル市場」コロナ前並みに回復</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/7eb5155c-cdd0-40c8-8af7-fbda8de99942-______________2024_7________1_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】 (1)"></figure>
帝国データバンクは7月9日、同社が保有する企業信用調査報告書ファイル「CCR」より、2023年度の「旅館・ホテル」業界の企業931社における業況（売上高）に関する調査と分析結果を発表しました。
5月時点までの各社業績推移と業績予想に基づいた、2023年度通期の旅館・ホテル市場（事業者売上高ベース）は、4.9兆円前後となる見込みです。
1月に発生した能登半島地震の影響で、過去最高となる5兆円には届かなかったものの、4兆円だった2022年から1.2倍規模で推移し、コロナ前の2019年度並みの水準まで回復するとみられます。
2023年5月からの新型コロナウイルスの5類移行などの影響で、国内観光需要が回復に転じたほか、インバウンド需要の急回復により、客室単価の見直しや値上げに成功したケースも多く、都市部のビジネスホテルを中心に前年比20%超増など大幅な増収を見込む企業も目立っています。
一方で宿泊現場では、フロントや調理スタッフなどで深刻な人手不足状態が続いており、人手不足への対応が成否を分けるポイントになるとされています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/22/tdb-hotel/" target="_blank">「旅館・ホテル市場」コロナ前並みに回復 インバウンド増も影響（帝国データバンク発表）</a>
<h3>中国人意識調査で8割「訪日意向あり」、半年以内の訪日希望が最多</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/773a81eb-a720-4cda-b183-886f58b005ce-______________2024_7________2_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】 (2)"></figure>
訪日インバウンドマーケティング支援を行う株式会社ENJOY JAPANは7月9日、中国人の訪日意向に関する意識調査の結果を発表しました。
意識調査は2024年6月24日から30日にかけて、中国在住の中国人に対するWEBアンケート形式で行われ、649人から有効回答を得ました。
調査では「日本に旅行したいか？」という質問に対し、「訪日意向あり」との回答が8割にのぼりました。
さらに訪日意向者に対し、日本への旅行予定の時期を質問したところ、8割超が「1年以内に訪日意向がある」と回答しました。内訳は「6か月以内」（36.5%）が最多で、次いで「1年以内」（28.0%）、「3か月以内」（20.5%）となっています。
あわせて中国のSNSやWebメディアへの接触についても意識調査が行われ、「商品を知るきっかけとして最も適しているメディア」（認知メディア）は「抖音（ドウイン）」（18.0%）との回答が最多でした。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/26/china-awareness-survey/" target="_blank">中国人意識調査で8割「訪日意向あり」、半年以内の訪日希望が最多</a>
<h3>浅草の天ぷら店、全メニューをムスリムフレンドリーに</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/23d09d45-7a6a-4c59-8122-15e86c4b5efc-______________2024_7________3_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】 (3)"></figure>
天ぷら店「Tempura Asakusa SAKURA」を運営する株式会社エクスバリューは7月15日、同店の提供するすべての食事をグルテンフリーかつハラル認証に対応したフレンドリーなものにしたと発表しました。
日本ではまだハラル認証を取得した食材を提供する飲食店が少ないなか、すべての食事がハラル対応で、調理器具や調理法もハラル準拠となっています。
「日本人が食べても美味しい日本食を、食の多様性に対応して提供する」をミッションに、多様な食のニーズに対応する取り組みを進めています。
グルテンフリーにも対応しており、天ぷら衣に米粉を使用することで、小麦アレルギーを持つ人や健康志向人にも安心して食べることができます。
さらに<a href="https://honichi.com/words/%E3%83%99%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3/" target="_blank">ベジタリアン</a>の人に対応した、旬の野菜を使った天ぷらを中心に野菜のコースも用意しています。
これらの取り組みにより、同店の来店者数は「日本人」「普通の訪日外国人」「食の多様性を目的に来店する人」が同程度の比率となっています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/30/tempura/" target="_blank">浅草の天ぷら店、全メニューをムスリムフレンドリーに グルテンフリーやハラル認証に対応</a>
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<h3>6月訪日外国人数313.6万人で過去最高、4か月連続で300万人超え</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/8cc43ae0-c069-47cb-bf81-b5702d3019d2-______________2024_7________5_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】 (5)"></figure>
日本政府観光局（JNTO）は7月19日、2024年6月の訪日外客数推計値を発表しました。
2024年6月の訪⽇外客数は313万5,600人、2019年同月比8.9%増を記録し、単月として過去最高となりました。
5月の304万100人と比較すると10万人近く増加し、4か月連続で300万人を超えています。
また、国別では、国別では韓国が2019年同月比14.9%増の70万3,300人で、引き続き1位となっています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/19/inbound202406/" target="_blank">6月訪日外国人数313.6万人で過去最高、4か月連続で300万人超え</a>
<h3>4〜6月の訪日消費額、2兆1,370億円　四半期で過去最高</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/64cc8179-12df-4e47-bddb-34f644b3eb18-______________2024_7________4_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(後編)】 (4)"></figure>
観光庁は7月19日、インバウンド消費動向調査（旧：訪日外国人消費動向調査）の2024年4-6月期（1次速報）を発表しました。
この期間の訪日外国人消費額は、2兆1,370億円と推計され、四半期としては過去最高となりました。
コロナ前の2019年同期と比較して、68.6%増となっています。
また、国・地域別の訪日外国人消費額では、中国が1位だったほか米国が台湾を抜き2位となりました。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/19/inbound-consumption-202404-06/" target="_blank">4〜6月の訪日消費額、2兆1,370億円 四半期で過去最高：インバウンド消費動向調査</a>
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「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は？ ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年7月前編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は？</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/f00449f3-9ef2-40e2-acc5-0ecbe4e50768-______________2024_7________1_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (1)"></figure>
株式会社電通は、世界15の国・地域を対象に「ジャパンブランド調査2024」を実施し、調査結果を発表しました。「ジャパンブランド」が世界でどのように評価されているのかを調査したもので、日本が「観光目的で再訪したい国・地域」で1位であることなどがわかりました。
訪日外国人の約半数がリピーターであり、特に香港と台湾を中心にアジアからの訪日外国人のリピート率が高くなっています。
日本に期待していることでは、「多彩なグルメ」「他国と異なる独自の文化」「他国にない自然景観」の3つが上位に入りました。日本食や文化に対する関心が年々高まっているのではないかと推察されます。帰国後にまた食べたい日本料理は「ラーメン」が最も高く、「刺身」「てんぷら」が続きました。
また、都道府県別の認知度では東京都が1位となりました。地方観光は情報量の少なさが課題となっているようです。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/12/japanbrand/" target="_blank">「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は？：ジャパンブランド調査2024（電通）</a>
<h3>デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証5事業を選定</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/65733f6e-2cdd-4a08-bfef-750842f946c2-______________2024_7________2_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (2)"></figure>
観光庁は7月3日、デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証5事業を選定したと発表しました。
この実証5事業は、デジタルノマドの特性やニーズを踏まえた受入体制の構築、滞在プログラムの造成等に取り組むためのもので、採択された事業は以下の5事業です。
<ol><li>日向市（宮崎県日向市）
</li><li>株式会社パソナ JOBHUB（石川県金沢市）
</li><li>福岡市／公益財団法人福岡観光コンベンションビューロー（福岡県福岡市/大分県別府市/長崎県長崎市・五島市）
</li><li>株式会社キッチハイク（和歌山県/和歌山県西牟婁郡白浜町）
</li><li>株式会社 NomadResort（沖縄県名護市・沖縄島北部やんばるエリア・沖縄市）
</li></ol>
背景には、国際的なリモートワーカー（デジタルノマド）の市場の世界的な急成長があります。日本でも2024年4月1日から、デジタルノマド誘致に向けた在留資格が施行され、デジタルノマドは今後急速に拡大していくことが予想されます。
＜参照＞
・観光庁：<a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/news05_00004.html" target="_blank">デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証５事業を選定しました</a>
・観光庁：<a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001752520.pdf" target="_blank">デジタルノマドの誘客に先駆的に取り組むモデル実証５事業を選定しました～デジタルノマド受入に向けた環境及び体制整備に関わる実証事業～</a>
<h3>外国人に人気のアクティビティ、1位は「新宿の隠れ家バー巡り」　</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/58fa25f2-2d19-40dd-aa94-8c34cec9ee79-______________2024_7________4_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (4)"></figure>
世界最大級の旅行プラットフォーム・トリップアドバイザーは6月25日、「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト アクティビティ」を発表しました。
「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト アクティビティ」は、2023年4月1日〜2024年3月31日の1年間、世界中からトリップアドバイザーに投稿された口コミと評価をもとに選出されたものです。
まず、「人気の体験」部門で日本1位となったのは、「新宿の東京バー巡りツアー-路地裏グルメの隠れ家バーを探索（東京都）」でした。新宿の裏通りを散策し、隠れた日本のバーを訪れる体験が人気となっているようです。
他にも、「人気の観光スポット」部門で「伏見稲荷大社（京都府）」が日本1位、アジア全体で5位にランクイン、「テーマパーク＆ウォーターパーク」部門では、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（大阪府）」がアジア6位するなど、日本の観光スポットやツアーが数多くランクインする結果となりました。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/03/tripadvisor/" target="_blank">外国人に人気のアクティビティ、1位は「新宿の隠れ家バー巡り」　トリップアドバイザー調査</a>
<h3>Googleが選ぶ「夏の旅行トレンド」トップ3</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/48048e9e-aa51-4885-ae9f-5e75a41d5ffd-______________2024_7________3_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (3)"></figure>
Googleが2024年夏の旅行トレンドトップ3を発表しました。トップ3は以下の通りです。
<ol><li>手頃な価格でワンランク上の旅行体験
世界的に物価高騰が進むなかでも、旅行者は非日常的な贅沢を求めているといいます。そこで手頃な価格でありながら、ワンランク上のインパクトある旅行体験が人気を集めています。
</li><li>スポーツとエンターテイメント
大規模なスポーツや文化イベントが開催される夏のなかでも、とりわけ2024年は、パリオリンピック・パラリンピックとユーロ2024ドイツ大会が開催される特別な年です。
</li><li>環境に優しい鉄道旅行
エコツーリズムは業界の新しいトレンドではありませんが、引き続き多くの旅行者にとって優先事項となっています。2024年は特に夜行列車を含めた列車の旅が注目を集めており、これはフランスが短距離フライトを禁止したことや、スペインやドイツで鉄道旅行に大幅な割引が導入されたことなどが影響しているといいます。
</li></ol>
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/29/googlesummer-trend/" target="_blank">Googleが選ぶ「夏の旅行トレンド」トップ3　手頃な贅沢やスポーツ、鉄道旅行がトレンドに</a>
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<h3>4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/b3eafe67-847f-4465-bea0-26dec2195265-______________2024_7________5_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (5)"></figure>
観光庁は、2024年5月の延べ宿泊者数（第1次速報）を公表しました。
5月の延べ宿泊者数は5,176万人泊で、2019年同月比0.7%増（前年同月比0.8%増）でした。
外国人宿泊者数は前月から220万人減の1,230万人泊（2019年同月比26.5%増、前年同月比36.4%増）となっています。
また、4月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、3月に1位だった台湾を抜き、中国が再び1位となったことがわかりました。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/28/syukuhaku202405/" target="_blank">4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に、インドネシア・タイ・欧米豪市場の伸び顕著【観光庁 宿泊旅行統計 2024年4月・5月】</a>
<h3>訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/f788c19c-6eee-49a3-b5b8-263d54600d49-______________2024_7________6_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年7月(前編)】 (6)"></figure>
観光庁は、コロナ禍明け初となる「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」を行いました。
観光庁は、訪日外国人旅行者が快適に観光できる環境整備を進める上での現状と課題を明らかにするため、「訪日外国人が旅行中に困ったこと」を継続的に調査しています。また今回から新たに、「持続可能な観光」の関心についても調査を行いました。
旅行中に困ったこととしては、「ごみ箱の少なさ」が30.1%で最も多く、次いで「施設スタッフとのコミュニケーション」が22.5%、「多言語表示の少なさ」が13.4%、「公共交通の利用」が12.8%でした。これらの困った割合は、令和元年度と比較して増加しています。
一方、 「無料公衆無線LAN（フリーWi-Fi）環境」や「クレジット/デビットカードの利用」について割合は同程度かやや減少しています。
また全体として、訪日旅行中に困ったことがあった人の割合は、都市部と地方部で大きな差は見られませんでした。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/07/05/touristsurvey2024/" target="_blank">「訪日外国人が旅行中に困ったこと」ごみ箱の少なさ、スタッフとのコミュニケーションが増加：コロナ後初の訪日外国人旅行者受入環境に関する調査（観光庁）</a>
＜参照＞観光庁：<a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00004.html" target="_blank">訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました</a>
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5月の訪日外国人数304万人、3か月連続で300万人超え ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年6月後編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>富士山の登山規制・通行料の徴収 7/1から開始</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/565c2e95-5073-4f52-b7a5-b6c2b94dbf54-______________2024_6________.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】"></figure>
近年、富士山では来訪者の増加による「オーバーツーリズム」が顕在化するようになりました。
そこで山梨県は、オーバーツーリズムの対策として、富士山五合目登山道で歴史上初めてとなる通行料（1人2000円）の徴収と、1日あたりの登山者数やゲート通行時間を制限する取り組みを7月1日より開始します。
7月1日から行われる対策は以下の3つで、過度な混雑やゴミの不法投棄、さらには「弾丸登山（十分な休息を取らずに登山を続けること）」などを規制し、安全確保に取り組みます。
<ol><li>富士山五合目にゲートを設置、通行規制
PM4:00 〜 AM3:00の時間規制 / 1日あたり4,000人を超えた場合に規制
</li><li>通行料1人2,000円の義務化
</li><li>富士山登山適正化指導員の設置
</li></ol>
また、この取り組みに先立って6月19日には、富士山五合目ゲート完成のお披露目と現場運営の予行演習を紹介するプレスツアーが開催され、さまざまなケースを想定した演習が行われました。
＜関連記事＞
訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/17/yamanashi-overtourism/" target="_blank">【山梨県】富士山の登山規制・通行料の徴収 7/1から開始　今後は「富士山登山鉄道」構想も
</a>
訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/20/yamanashi-overtourism2/" target="_blank">【富士山のオーバーツーリズム対策】通行料1人2,000円、登山規制も　現場オペレーションはどうなるのか、予行演習の様子を取材した</a>
<h3>姫路城、入城料の「二重価格」検討　外国人の料金は地元市民の6倍に？</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/240d1e7c-42cb-4218-ad62-43da29c17453-______________2024_6__________3_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】 (3)"></figure>
各社報道によると、兵庫県姫路市は世界遺産・姫路城の入城料金について、外国人観光客の入城料を地元民や日本人観光客と差をつけるなどの対応も含め、料金設定の見直しを検討していることがわかりました。
17日夜、兵庫県姫路市の清元市長が市内で記者団の取材に応じ、明らかにしたものです。
市長は16日にも「外国の人には30ドル払っていただき、市民は5ドルくらいにしたい」と話していたということで、実現すれば外国人観光客は地元市民の6倍の入城料がかかる「二重価格」となります。これにより得られた費用は、漆喰壁の修繕など城の維持管理費に充てるとしています。
この内容に関して、メディアによる報道やSNS上では「どうやって外国人と日本人を見分けるのか」といった課題が指摘されており、今後の動きが気になるところです。
＜参照＞神戸新聞：<a href="https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202406/0017782247.shtml" target="_blank">姫路城の入城料、外国人の値上げ検討　数倍程度、市長が示唆　市民は値下げ? 実現は不透明</a>
NHK NEWS WEB：<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240618/k10014484101000.html" target="_blank">姫路城の料金見直し検討へ 外国人観光客と市民の間で差も？</a>
<h3>夏に向けてインバウンド需要はどうなる？</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/8377603a-5a8d-4106-b34b-7a9f85a0f6b6-______________2024_6__________1_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】 (1)"></figure>
2024年に入ってさらに活況を見せるインバウンド需要。日本政府観光局（JNTO）が6月19日に発表した最新データによると、5月の訪日外客数は304万100人で、2019年同月比9.6%増を記録。3か月連続で300万人を超えており、訪日外客数も外国人旅行消費額も好調に推移しています。
過去の訪日データによると、夏のインバウンド動向は例年、7月のピークに向けて春先から訪日客数が増加する傾向にあり、今後も市場が拡大することが予想されます。
夏にピークを迎えるインバウンド需要を上手く取り込むには、夏の旅行シーズンに向けて梅雨前から先んじた対策を行うことが重要です。そこで、訪日ラボがおすすめする夏本番を迎える前にインバウンド対策としてやっておくべきことは、「デジタルマーケティングの強化」です。
SNSや口コミサイト、広告などさまざまな施策があるデジタルマーケティングを、これから始める方には、「Googleマップ」と「大衆点評」の活用を推奨します。
「Googleマップ」と「大衆点評」の詳しい集客ノウハウや活用法を知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/21/inbound_summer2024/" target="_blank">夏に向けてインバウンド需要はどうなる？2024年の最新情報をチェック！</a>
<h3>政府「骨太の方針」決定、インバウンドに関わる記述は</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/21721498-c189-4e5a-a26d-04f041c3e5a0-______________2024_6__________2_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】 (2)"></figure>
政府は6月21日、「経済財政運営と改革の基本方針 2024」（通称「骨太の方針」）を閣議決定しました。
政権の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示す方針として、毎年6月ごろに策定されるものです。
以下にインバウンドに関わる方針を紹介します。
<ul><li>観光DXの推進
</li><li>大阪・関西万博の推進
</li><li>持続可能な観光立国の実現
</li></ul>
また、今回閣議決定された基本方針の中で、観光やインバウンドに関連するキーワードとして「地方誘客」や「持続可能な観光」が中心に挙げられていました。
特に地方誘客については、6月18日に発表された令和6年（2024年）版の観光白書でも、中心の一つとして取り上げられており、政府が主体的に取り組む姿勢がうかがえます。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/24/honebuto2024/" target="_blank">政府「骨太の方針」決定、インバウンドに関わる記述は：「持続可能な観光立国の実現」に向けた取り組みを推進</a>
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<h3>5月の訪日外国人数304万人、3か月連続で300万人超え</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/2d1de9e7-38fb-483d-829f-9b656c896553-______________2024_6__________5_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】 (5)"></figure>
日本政府観光局（JNTO）は6月19日、2024年5月の訪日外客数推計値を発表しました。
2024年5月の訪⽇外客数は304万100人、2019年同月比9.6%増でした。3か月連続で300万人を超えています。
また、国別では韓国が2019年同月比22.4%増の73万8,800人で、前月から引き続き1位となっています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/19/inbound202405/" target="_blank">5月の訪日外国人数304万人、3か月連続で300万人超え</a>
<h3>旅行者に人気のコンテンツ、ニセコや有馬温泉が選出：トリップドットコム</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/e8784f37-5d45-40a5-90ee-e2da6fb75b72-______________2024_6__________4_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(後編)】 (4)"></figure>
グローバルオンライン旅行サービスプロバイダーのトリップドットコムは、6月6日のプレスリリースで、2024年の「Trip.Best GLOBAL 100」と「ASIA 100」ランキングを発表しました。
実際のユーザーレビューと通年のセールス人気に基づき、旅行者が最高の体験をできるホテルやアトラクション、ナイトライフ、レストラン、デスティネーションをランク付けしたものです。
このうち世界の温泉ランキングでは、首位の「ブルーラグーン」（アイスランド）に続き、2位に兵庫県神戸市の「有馬温泉」、3位に大分県の「湯布院山灯館」がランクインしました。
さらにスキーリゾートのアジアランキングでは、「札幌国際スキー場」と「GALA湯沢スキー場」、「富良野スキー場」、「ニセコ東急グラン・ヒラフ」がトップ5のうち4つを占め、上位を独占しています。
このほかホテルランキングでは、ラグジュアリーホテルランキングの4位に「アマン東京」が、絶景ホテルのアジア首位に「星のや富士」が選出され、グローバルランキングでも2位にランクインしています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/27/tripcom-2024grobal100/" target="_blank">トリップドットコム、2024年「Trip.Best GLOBAL」＆「ASIA」トップ100ランキングを発表</a>
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4月外国人宿泊数は1,315万人泊、国籍別「台湾」が1位に ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年6月前編】 

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>日中韓サミット開催、2025〜26年が「日中韓文化交流年」に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/0c0b89c7-8d7f-402e-99b1-74ae55115b71-______________2024_6________.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】"></figure>
5月27日、韓国・ソウルで開催された第9回日中韓サミットにて、岸田文雄首相、韓国の尹錫悦大統領、中国の李強首相による首脳会談が行われ、3カ国は共同宣言を発表しました。
共同宣言には、3カ国協力を推進・強化する主要分野として「人的交流」や「経済協力と貿易」など6分野が盛り込まれ、教育、文化、観光、スポーツ、貿易などの分野でハイレベル会合や閣僚会合など政府間協議を通じて、緊密に協力することにコミットすると表明しています。
主要分野のうち「人的交流」においては、2025〜2026年を3カ国間の「文化交流年」と定め、フォーラムや芸術祭など相互に交流するためのプラットフォームを拡大し、3カ国間の共通理解や交流促進を図ります。
また、相互理解及び信頼を促進するために人的交流を活性化する必要があるとし、文化、観光及び教育を含む交流を通じて、2030年までに日中韓の交流人口を4,000万人に増やすことを目指します。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/06/14/trilateralsummit2024/" target="_blank">日中韓の交流人口「2030年までに4,000万人」めざす　4年半ぶり開催の日中韓サミットで宣言</a>
<h3>中国からの宿泊予約客がコロナ前超、Trip.com</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/21258211-66f7-4906-aa01-f59a2ba653e2-______________2024_6__________1_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】 (1)"></figure>
中国最大手オンライン旅行会社のトリップドットコム・グループは5月13日、最新の中国インバウンド動向を発表しました。
2024年第1四半期の中国本土からの宿泊施設予約数を2019年同時期と比較すると、宿泊者の総数がすでに2019年を大幅に上回っていると発表しました。
日本政府観光局（JNTO）によると、2024年4月の中国からの訪日外客数は53万3,600人（2019年同月比26.5%減）となっており、順調に回復してはいるものの、いまだコロナ前の水準には届いていません。
しかし観光庁 宿泊旅行統計では、中国の延べ宿泊者数は1位の台湾に迫る数値です。トリップドットコムのデータと照らし合わせるとわかるように、訪日中国人の滞在日数の長期化が顕著となっています。
さらに同社のビザ部門のデータによれば、中国本土での日本のビザの発行数は、2023年の第3四半期から2024年の第1四半期までの間、2019年の同時期に比べ、全体として118%回復しているということです。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/30/tripcom-chinatojapan/" target="_blank">中国からのインバウンド宿泊予約急増（トリップドットコム）</a>
<h3>山陰地方「インバウンド富裕層旅行者誘客促進プロジェクト」開始</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/9a487a69-a8b8-4595-b4f2-32f07d0fd4aa-______________2024_6__________2_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】 (2)"></figure>
山陰地方の地域観光消費の拡大につなげることを目的とした「インバウンド富裕層旅行者誘客促進プロジェクト」が立ち上げられました。
日本政府が2030年までに訪日外国人旅行消費額15兆円を目標とし、主要都市圏・地方においてインバウンド富裕層向けの旅行市場が注目を集める一方で、山陰地方においては、インバウンド富裕層向けのコンテンツ不足や、受け入れ体制の不十分な状況が課題となっています。
こうした課題を受けて、山陰合同銀行、成長戦略コンサルティングや新規事業創造支援などを手掛けるドリームインキュベータ社、高付加価値体験の企画・販売を行うエクスペリサス社が連携し、このプロジェクトを始動しました。
今後は、インバウンド富裕層旅行者向けに山陰地方の観光資源を体験コンテンツ化することで、地域のブランド力や認知度の向上、誘客促進を図り、地域観光消費の拡大や持続可能な観光地域づくりを目指すとしています。
＜参照＞株式会社ドリームインキュベータ ニュースリリース：<a href="https://www.dreamincubator.co.jp/news/2024/27822/" target="_blank">山陰地域の観光振興に向けた 「インバウンド富裕層旅行者誘客促進プロジェクト」の開始について</a>
<h3>今注目のビジネストレンドに「越境EC」「インバウンド消費」が選出</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/d752c848-f043-44a9-b151-fa568ae8213b-______________2024_6__________3_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】 (3)"></figure>
株式会社日経BPは5月14日、マーケティング専門メディア「日経クロストレンド」が作成した、注目キーワードのランキング「トレンドマップ2024上半期」を発表しました。
将来性・経済インパクトそれぞれの消費トレンド分野の1位に「越境EC」がランクインし、経済インパクトの消費トレンド分野では「インバウンド消費」が3位にランクインしています。
インバウンド月間300万人時代の追い風を受けて、インバウンド市場の成長と将来に期待が表れている様子がうかがえます。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/31/xtrend-business/" target="_blank">今注目のビジネストレンド「越境EC」「インバウンド消費」がランクイン（日経クロストレンド</a><a href="https://honichi.com/news/2024/05/31/xtrend-business/" target="_blank">）</a>
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<h3>4月外国人宿泊数は1,315万人泊、国籍別は「台湾」が1位に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/852b5761-6c89-4662-9c3f-f87d4ac2a10a-______________2024_6__________4_.jpg" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】 (4)"></figure>
観光庁は、2024年4月の延べ宿泊者数（第1次速報）を公表しました。
4月の延べ宿泊者数は5,096万人泊で、前年同月比11.9%増となりました。
外国人宿泊者数は前月から17万人泊増の1,315万人泊（前年同月比38.1%増）となっています。
また、3月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、国籍別では台湾が1位となっています。台湾が首位に返り咲くのは、2023年6月以来9ヶ月ぶりです。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/31/syukuhaku202404/" target="_blank">​​4月外国人宿泊数は1,315万人泊、国籍別は「台湾」が1位に【観光庁 宿泊旅行統計 2024年3月・4月】</a>
<h3>世界旅客需要、前年比11%増：IATA</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/dea1a3ac-4aa2-4c57-98d4-f5797dea434a-______________2024_6__________3_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年6月(前編)】 (3)"></figure>
国際航空運送協会 （IATA） は、2024年4月の旅客需要に関するデータを発表しました。
4月の世界の航空需要（RPK）は、国際線と国内線合わせて前年同月比で11.0%増加しました。
また、国際線の需要は前年同月比で15.8%増加し、供給量は前年同期比14.8%増加、搭乗率は2023年4月比で0.7ポイント増の82.2%に改善しました。
3月に続き市場をリードするのはアジア太平洋地域で、需要は前年比32.1%増加を記録しました。
この結果を受け、国際航空運送協会 事務局長のウィリー・ウォルシュ氏は、「北半球の夏の旅行シーズンのピークを迎える中、航空会社が幅広い旅行オプションを提供していることから、夏が好調になるという楽観的な見通しが持てる」とコメントしました。
＜参照＞IATA：<a href="https://www.iata.org/en/pressroom/2024-releases/2024-05-30-01/" target="_blank">Passenger Demand Up 11% in April</a>
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 「世界で最も成長している観光地」トップに東京 ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年5月後編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>GWの人気上昇都道府県ランキング、3位は奈良、1位は？楽天トラベル調べ</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/1900ae0d-d150-4265-af4e-209f0cb49c83-______________2024_5__________2_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(後編)】 (2)"></figure>
旅行予約サービス「楽天トラベル」は、公式サイトで2024年のゴールデンウィーク期間（対象：4月27日〜5月5日宿泊分）の人気上昇都道府県ランキングを発表しました。

▼ 第1位：福井県
2024年3月の北陸新幹線の延伸により、アクセスが格段に向上しました。
中でも、延伸の終着駅である敦賀駅周辺や福井駅周辺の予約が好調で、前年比で約1.9倍となりました。

▼ 第2位：長崎県
テーマパークのハウステンボス周辺の予約数が前年比の約1.3倍にのぼりました。
「平和公園」や「グラバー園」といった定番スポット、「雲仙温泉」や「島原温泉」などの温泉地も人気です。

▼ 第3位：奈良県
奈良県は、インバウンドの予約の伸び率が最も高い結果となっており、各地で宿泊施設の開業が続いています。
また、日本人旅行客の傾向として、男女2名利用が最も多くなっています。

＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/05/goldenweek/" target="_blank">GWの人気上昇都道府県ランキング、3位は奈良、1位は？楽天トラベル調べ</a>
<h3>「世界で最も成長している観光地ランキング」トップに東京</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/21dff205-69c6-4471-8474-be80584aeeff-______________2024_5__________1_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(後編)】 (1)"></figure>
世界最大級の旅行口コミサイトとして知られるトリップアドバイザーは、「世界で最も急速に成長している観光地」のランキングを発表しました。
首位の東京をはじめ、トップ5をアジアの観光地が占めています。
ランキングのトップとなった東京は、伝統文化とポップカルチャーを体験できる都市として評価されているようです。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/21/growingasia/" target="_blank">「世界で最も成長している観光地ランキング」トップに東京、トリップアドバイザー発表</a>
<h3>富士山前のコンビニに撮影防止の「黒幕・防護柵」設置</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/59bb7d91-c693-402c-936b-e3b6a01eb00d-______________2024_5__________6_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(後編)】 (6)"></figure>
富士河口湖町は5月21日、道路横断の防止・住民生活を守るために、防護柵（バリカー）を北側の歩道と車道の間に、高さ80㎝長さ3mの防護柵を9箇所設置し、さらに高さ2.5m延長約20mのメッシュ素材（遮光ネット）の幕の設置を完了しました。

一昨年頃より、コンビニエンスストアと富士山を背景とした写真撮影がSNSをきっかけに流行り始め、
特に今年に入ってから外国人観光客を中心に撮影を行う人が急増し、大きな地域問題に発展していました。

現地では限られた撮影スポットに多くの人が集まることで、狭い歩道が混雑し車道にはみ出しての写真撮映や、横断歩道以外で車の間を横断する行為が頻発し非常に危険な状態だったようです。

富士河口湖町は、周辺の私有地へ立ち入りごみのポイ捨てや、無断駐車による迷惑行為も頻発している状況であったため、観光客とドライバー双方の安全と平穏な住民生活を確保するために本工事を施工するに至ったとしています。
＜参照＞富士河口湖町公式HP：<a href="https://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/ka/info.php?if_id=7032&amp;ka_id=14" target="_blank">駅前線安全対策工事（防護柵・幕の設置）について</a>
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<h3>4月訪日外国人数、2か月連続で300万人超　中国が台湾抜き2位に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/9b410d33-53cc-4163-9771-e54a7c0c8900-______________2024_5__________4_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(後編)】 (4)"></figure>
日本政府観光局（JNTO）は5月15日、2024年4月の訪日外客数推計値を発表しました。
2024年4月の訪⽇外客数は304万2,900人（2019年同月比は4.0%増）で、3月の308万1,600人に続き、2か月連続で300万人を超えました。

国別では韓国が2019年同月比16.7%増の66万1,200人で、引き続き1位となっています。
2位は中国（2019年同月比26.5%減、53万3,600人）、3位が台湾（同13.9%増、45万9,700人）で、これまで2位だった台湾を抜き、中国が2位に躍り出ました。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/15/inbound202404/" target="_blank">【速報】4月の訪日外国人数、2か月連続で300万人超え　国別では中国が台湾を抜き2位に</a>
<h3>世界の航空需要 アジア市場を中心に拡大、盛り上がり夏まで</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/d4c28352-69ae-4e48-a7aa-ee8d99146be6-______________2024_5__________5_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(後編)】 (5)"></figure>
国際航空運送協会 （IATA） は、2024年3月の旅客需要に関するデータを発表しました。

3月の世界の航空需要（RPK）は、国際線と国内線合わせて前年同月比で13.8%増加。
市場をリードするのはアジア太平洋地域で、需要は同38.5%の増加を記録し、全地域中最高の伸び率でした。

この結果を受け、国際航空運送協会 事務局長のウィリー・ウォルシュ氏は、「需要の拡大は夏のハイシーズンまで続くだろう」と予想しています。
＜関連記事＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/16/iata/" target="_blank">世界の航空需要 アジア市場を中心に拡大、夏まで盛り上がりが続く予想【IATA旅客需要データ 2024年3月】</a>
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 外国人宿泊者数「中国」がコロナ後初の1位に ほか：インバウンド情報まとめ 【2024年5月前編】

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。
<h2>知っておきたい！インバウンドニュース</h2>
<h3>岸田首相「2030年に訪日客6,000万人めざす」改めて言及。地方分散が喫緊の課題に</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/88076622-8210-4871-9bbc-0215b8e1e452-______________2024_5_________6_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(前半)】 (2)"></figure>
4月17日に行われた第23回観光立国推進閣僚会議において、岸田首相は2030年にインバウンド6,000万人、消費額15兆円を目指すとする目標に改めて言及し、新しいインバウンド戦略を推進していくと述べました。
新しいインバウンド戦略推進において、訪日外国人を地方に分散する必要性や、持続可能な観光地域づくりを課題として挙げるとともに、コロナ禍前の水準に戻っていない国内旅行やアウトバウンドの拡大を図ることが重要であると述べた上で、関係省庁が取り組むこととして以下の3つの対策を挙げました。
<ol><li>地方誘客の柱として、「地方の11モデル観光地への重点的な支援」を実施すること
</li><li>「オーバーツーリズムの未然防止と抑制対策」の強化
</li><li>あらゆる機会を捉えたインバウンド需要の開拓
</li></ol>
＜参照＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/02/kankorikkoku/" target="_blank">岸田首相、インバウンドの地方分散「喫緊の課題」2030年に訪日消費額15兆円めざす</a>
<h3>大阪観光局、7自治体とともに「温泉ツーリズム推進協議会」設立 万博を機にインバウンド誘客へ</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/d995f6fb-db1b-4c39-95d7-e4d7da2794ba-______________2024_5_________3_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(前半)】 (3)"></figure>
大阪観光局は4月10日、7自治体とともに「日本の温泉首都・日本」 温泉ツーリズム推進協議会を設立したと発表しました。
大阪観光局では2025年の大阪万博に向けて、全国各地の魅力を世界へ発信する「日本の観光ショーケース事業」を推進しています。その第1弾として、この協議会が設立されました。
協議会には、静岡県熱海市や大分県別府市など、人気の温泉地を擁する7自治体が参加しています。
同協議会では、インバウンド客を中心に国内外からの観光客へ、地域密着型ウェブサイトや参加型SNSなどを通じて各温泉ならではの魅力を雑誌の特集記事のように深く掘り下げて発信するほか、各温泉地でシンポジウムを開催していくとしています。
2025年の大阪万博を控えた今、世界に日本の魅力を伝える大きなチャンスととらえ、全国の温泉の魅力を発信することで、万博を機に大阪を訪れるインバウンドを中心とした観光客を、温泉を通じて全国に送客することを目指します。
＜参照＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/04/26/hotspring/" target="_blank">大阪観光局、7自治体とともに「温泉ツーリズム推進協議会」設立 万博を機にインバウンド誘客へ</a>
<button class="ActionButton" type="button" data-role="cta">レポートをダウンロードする（無料）</button><h2>5月のインバウンド旅行トレンド</h2>
<h3>京都市に学ぶ「最新インバウンド対策」まとめ GWの対策も</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/43f09a7e-bfc8-4da1-9f19-7ae4ffbab4c3-______________2024_5_______.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(前半)】"></figure>
インバウンドに人気の京都で観光政策の中核的な役割を担い、観光庁が指定した「先駆的DMO」でもある公益社団法人京都市観光協会（DMO KYOTO）。京都市観光協会が推進する最新のインバウンド対策は、観光政策を考えるにあたって押さえておくべき事例です。
京都市観光協会が推進する最新のインバウンド対策は、以下の3つです。
<ol><li>京都で体験コンテンツの企画から受け入れまでをわかりやすくまとめた「観光コンテンツ造成支援ハンドブック」の発行
</li><li>実態調査を元に間違いやすい表現や観光客にわかりやすい外国語表記をまとめた「外国語表記ガイドライン」
</li><li>事業者だけでなく、市民も巻き込んだ観光地域づくり
</li></ol>
※各対策の詳細はこちらの記事から：【<a href="https://honichi.com/news/2024/05/02/kyoto-dmo/" target="_blank">訪日ラボ：京都市に学ぶ「最新インバウンド対策」まとめ GWの対策も</a>】
また、観光客が急増するGWにおける観光課題については、昨年から実施している対策をリニューアルして強化したほか、京都の観光モラルおよび“手ぶら観光”の推進に向けた取り組みを行っています。
＜参照＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/05/02/kyoto-dmo/" target="_blank">京都市に学ぶ「最新インバウンド対策」まとめ GWの対策も</a>
<h3>GW連休の旅行トレンドは？ブッキング・ドットコム予測</h3>
<figure><img src="https://kutikomi-academy-resources-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/storage/fe52a71b-7c87-4f29-900d-a7356088e2be-______________2024_5_________7_.png" width="960" height="540" alt="インバウンド情報まとめ【2024年5月(前半)】 (1)"></figure>
ブッキング・ドットコムが4月4日に開催した「GW旅行トレンド予測発表会」において、2024年ゴールデンウィークの旅行トレンドが発表されました。その中から注目をワードを抜粋します。
GWの旅行トレンド1.「アラカルトラグジュアリー」
ブッキング・ドットコム 高木氏は、GW中の旅行トレンドについて複数のキーワードを発表し、その一つとして「憧れのひとときを、アラカルトラグジュアリーで叶える旅」を挙げました。
近場で交通費を抑えながら贅沢を味わえる場所に宿泊したり、ホテルのサービスや食事の一部をグレードアップしたりといった旅行の楽しみ方がトレンドとなると予想しました。
GWの旅行トレンド2.「等身大&quot;風&quot; 自己ブランディング」
マーケティングアナリストで芝浦工業大学教授の原田氏は、最近の傾向として、SNSでの「映え」を重視する傾向は以前から続いているとした上で、さらにTikTokなどショート動画のSNSの流行による「動画映え」や、最近流行しているSNS「BeReal（ビーリアル）」による「無加工映え」の流行りから、「等身大"風" 自己ブランディング」というワードがトレンドとなるだろうと予想しました。
＜参照＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/04/29/gw-bookingcom/" target="_blank">GW連休の旅行トレンドは？ブッキング・ドットコム予測</a>
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<h3>外国人宿泊者数「中国」がコロナ後初の1位に、滞在日数長期化で</h3>
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観光庁は、2024年3月の延べ宿泊者数（第1次速報）を公表しました。
3月の延べ宿泊者数は5,486万人泊で、2019年同月比7.2%増（前年同月比8.2%増）となりました。
外国人宿泊者数は前月から118万人泊増の1,270万人泊（2019年同月比33.4%増、前年同月比68.2%増）となっています。
また、2月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国がコロナ禍後初めての1位となったことがわかりました。
＜参照＞訪日ラボ：<a href="https://honichi.com/news/2024/04/30/syukuhaku202403/" target="_blank">外国人宿泊者数「中国」がコロナ後初の1位に、滞在日数長期化で 【観光庁 宿泊旅行統計 2024年2月・3月】</a>
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