2024年訪日客数・消費額「過去最高」2025年は4,000万人へ ほか:インバウンド情報まとめ【2025年1月前編】
レポート概要
公開日時 | 2025年1月16日 |
---|---|
業種 | 飲食店 小売 宿泊 娯楽 サービス 医療 美容 |
ジャンル | インバウンドまとめ |
本レポートでは、主に2025年1月前半の「インバウンドに関する最新トレンド・データ」や、「政府・自治体・企業などのインバウンド関連の取り組み」など、インバウンド対策に役立つニュースをまとめてお届けします。
※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
この資料でこんなことが分かります
ここに注目!インバウンド関連データ
知っておきたい!インバウンドニュース
訪日ラボおすすめ記事・レポート
ここからはレポートのダイジェストをお届けします。
知っておきたい!インバウンドニュース
観光庁の秡川 直也(はらいかわ なおや)長官は1月15日、定例会見を実施。同日発表された、訪日外客統計およびインバウンド消費動向調査の結果について報告しました。
好調の要因について問われた秡川長官は、「長年取り組んできた成果が噛み合ってきている」などと述べました。
また、今年2025年の目標について問われると、明確な目標値はないものの「2030年の目標を6,000万人と定めた際には、2020年に4,000万人と定めていた」として、4,000万人を経過目標とする姿勢を示しました。
関連記事:訪日客数3,600万人・訪日消費8兆円突破 観光庁長官「長年の成果」
中国では、毎年旧暦の正月にあたる「春節」の期間に大型連休が設けられます。2025年の春節連休は1月28日から2月4日までの8日間となり、この期間中は多くの人々が帰省や旅行のために移動することで知られています。
中国当局によると、春節休みを含む40日間(1月14日から2月22日まで)の間に、国内で移動する人の数は延べ90億人に達する見込みです。2024年の春節でも移動者数は90億人と予測されていましたが、実際は延べ84億人となっていたため、今年の春節で90億人に到達した場合は過去最高となります。
また中国のOTA・Ctripが発表した「2025年春節観光市場予測レポート」によると、海外向けの航空券の検索数は前年比で51%増加したとしています。その中でも日本や韓国、東南アジアが人気となっており、日本と韓国の検索量は前年の2倍以上に増加し、東南アジアでは47%増加したといいます。
その他にも、中東やアフリカ、ラテンアメリカなどの遠方の旅行先においても、検索数はいずれも前年比50%以上増加したとのことです。
また同調査によると、今年の春節期間中の旅行に関する特徴として、親子旅行や家族旅行のほかに若い世代の旅行がトレンドになると予想されています。
関連記事:中国春節、延べ90億人が移動と予想 人気の旅行先は東南アジアや日本
知っておきたい!インバウンドニュース
日本政府観光局(JNTO)は1月15日、2024年12月の訪日外客数推計値と、2024年の年間推計値を発表。
12月の訪日外客数は348万9,800人で、統計開始以来、単月として初めて340万人を突破しました。
国別では韓国が2019年同月比249.8%増の86万7,400人で、引き続き1位となっています。
また。2024年累計では3,686万9,900人と推計され、2019年(3,188万2,049人)を約500万人上回り、過去最高を更新しました。
関連記事:12月の訪日外客数、初の340万人超え 2024年累計は過去最高の3,687万人
観光庁は1月15日、インバウンド消費動向調査(旧:訪日外国人消費動向調査)の2024年10-12月期(1次速報)を発表。
この期間の訪日外国人消費額は、2兆3,108億円と推計され、コロナ前2019年同期と比較して90.5%増、2023年同期と比較して37.3%増となっています。
また、2024年年間推計値(速報)も発表。2024年累計では8兆1,395億円と推計され、2023年の5兆3,065億円を約2兆8,330億円上回り、過去最高となりました。
関連記事:訪日消費額、過去最高の8.1兆円 1人当たり旅行支出は22.7万円【インバウンド消費動向調査2024年】
ーーーーーー
その他にも、レポートでは
1. ここに注目!インバウンド関連データ
2. 知っておきたい!インバウンドニュース
3. 訪日ラボおすすめ記事・レポート
など、インバウンドに関する情報をまとめています。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!