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中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本:インバウンド情報まとめ 【2024年9月後編】

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レポート概要

公開日時2024年9月30日
業種
飲食店
小売
宿泊
娯楽
サービス
医療
美容
ジャンル
インバウンド
インバウンドまとめ

本レポートでは、主に2024年9月後半の「インバウンドに関する最新トレンド・データ」や、「政府・自治体・企業などのインバウンド関連の取り組み」など、インバウンド対策に役立つニュースをまとめてお届けします。

※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

この資料でこんなことが分かります

  1. 【Pick Up】中国大型連休「国慶節」の動向

  2. ここに注目!インバウンド関連データ

  3. 知っておきたい!インバウンドニュース

  4. 訪日ラボおすすめ記事・レポート

ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。

【Pick Up】中国大型連休「国慶節」の動向

中国の大型連休「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本

中国国内メディア「中国网(チャイナネット)」によると、中国当局は9月27日の記者会見で、国慶節の連休の間に「延べ19.4億人」が移動するとの予測を発表しました。

また、同じく中国国内メディア「财经网(Caijing)」の報道によると、航空便の緩やかな回復に伴って海外旅行のコストが大幅に減少しているといい、Ctripのマーケットインサイトプラットフォーム「FlightAI」のデータでは日本、韓国、オーストラリア、米国、ベトナムなどが国慶節期間の人気国にランクインしているとしています。

Ctripは富裕層ユーザーの国慶節期間需要も発表しており、人気が高まっている観光地として日本、モルディブ、イタリア、ブラジル、ハワイを挙げています。

<参照>中国网:中国发布丨国庆跨区域人员流动量预计19.4亿人次 小型客车免收通行费
财经网:国庆全国铁路预计发送旅客1.75亿人次 旅游消费有望再创新高
携程黑板报:鸿鹄逸游:出境游迎来Next Level 拼机公务舱游马代

ここに注目!インバウンド関連データ

8月の訪日外客数 台風の影響で3か月ぶりに減少するも、同月過去最高を記録

日本政府観光局(JNTO)は9月18日、2024年8月の訪日外客数推計値を発表。8月の訪日外国人数は293万人で、前月7月と比べ減少しました。

台風による航空便欠便などの影響が考えられますが、2019年同月の数値は引き続き超えているため、インバウンド需要の勢いが衰えたわけではないと考えられます。

国別では中国が74万5,800人で、コロナ後初めて1位となった前月から、引き続き首位をキープしました。

<関連記事>訪日ラボ:【速報】8月の訪日外客数293万人 台風の影響で3か月ぶりに減少するも、同月過去最高を記録

知っておきたい!インバウンドニュース

自民党総裁に石破氏 地方を守る政策として「地方創生2.0」掲げる

9月27日、自由民主党の新総裁に石破 茂氏が選出されました。10月1日召集の臨時国会で首相に指名され、組閣する予定です。また、衆議院選挙を10月27日投開票で実施する意向を表明しています。

石破氏の総裁選所見では観光・インバウンドに関する具体的な言及はありませんでしたが、地方を守る政策として「地方創生2.0」を掲げ、日本経済の起爆剤としての大規模な地方創生策を講じるとしています。地方部の人口減少が顕著となる中、(インバウンドも含めて)地方の交流人口を増やすための政策が打ち出される可能性があります。

また、経済政策全体としては、岸田首相の「貯蓄から投資へ」を踏襲するものとみられています。岸田首相は7月、「(2024年は)訪日消費額8兆円、訪日客数3,500万人が視野に入る」と触れるなど、インバウンド需要にも着目している様子がうかがえました。

今後、石破新首相がどのように観光・インバウンド領域の政策を展開するのかが注目されます。

<関連記事>訪日ラボ:岸田首相、訪日消費額「8兆円」視野に

<参照>総裁選2024:候補者プロフィール 石破 茂


韓国人「日本に好印象」の割合が過去最高に

韓国の東アジア研究院の調査によると、調査対象となった韓国人の41.7%が、日本に対して良い印象を持っていることがわかりました。日本に好印象を持つ回答者の割合は前年より12.8ポイント上昇し、2013年の調査開始以来過去最高となったということです。

このうち53.6%が「日本人は親切で誠実」と回答し、30%が「日本の食文化やショッピングに興味がある」と回答。さらに、約6割が日本を訪問したことがあると答えました。

日韓の歴史的問題などの懸念はあるものの、観光や文化交流などを背景に韓国国民の間で日本のイメージが向上しているようです。実際に訪日客数は2022年10月の水際対策緩和以来好調に推移し、コロナ禍前よりもその規模は拡大しています。

<参照>EAST ASIA INSTITUTE:Survey shows record number of South Koreans view Japan positively


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その他にも、レポートでは

  1. 【Pick Up】中国大型連休「国慶節」の動向

  2. ここに注目!インバウンド関連データ

  3. 知っておきたい!インバウンドニュース

  4. 訪日ラボおすすめ記事・レポート

など、インバウンドに関する情報をまとめています。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!