仕込みの合間に通うお店の学校

”外国人観光客受け入れ再開””日本政府、水際対策緩和” 他:2022年の「インバウンドニュース」をおさらい!インバウンド動向まとめ 【2022年年間〜2023年3月】

お気に入りに追加

レポート概要

公開日時2023年3月31日
業種
飲食店
小売
宿泊
娯楽
サービス
医療
美容
ジャンル
インバウンド
インバウンドまとめ

本レポートでは、2022年1月〜2023年3月のインバウンドに関する「政府&自治体などの取り組み」「各国の出入国の動向」など、インバウンド対策に役立つニュースを時系列にまとめお届けします。

※ 各トピックの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

目次

    ここからは、レポートのダイジェストをお届けします。

    オミクロン株、急拡大 「鎖国状態」で経済活動再開に影を落とす

    インバウンド動向まとめ【2022年年間〜2023年3月】

    新型コロナウイルス「オミクロン株」の急拡大により、日本政府は感染拡大防止対策を強化しました。

    1都12県(東京、埼玉、千葉、神奈川、群馬、新潟、岐阜、愛知、三重、香川、長崎、熊本、宮崎)に対し、「まん延防止等重点措置」を1月21日から2月13日までの3週間程度の期間、適用する方針を表明しました。 1月24日より、自治体の判断で、感染者の同居家族を中心とする濃厚接触者へ発熱などの症状が確認できた場合、検査を受けることなく医師によって感染したとの診断を可能とする方針を固めました。 2021年11月30日より強化している水際対策である新型コロナウイルス感染症に関する入国制限について、新規外国人の入国を原則停止とする措置などを2022年2月末まで維持するとしました。 ※編集部注:2023年3月現在、これらの対策はいずれも緩和されています

    これらの防止対策は日本の経済活動再開に多大な影響を与えています。 経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)は1月24日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策で外国人の新規入国を禁止する水際措置は「鎖国状態」だと指摘し、日本の経済活動再開に支障をきたしているとし、早期の国際往来再開を求めました。

    外国人観光客受け入れ再開 2年2か月ぶり

    インバウンド動向まとめ【2022年年間〜2023年3月】 (1)

    新型コロナウイルスによる水際対策で停止していた訪日外国人観光客の受け入れが、6月10日から再開されました。 訪日外国人観光客の本格的な受け入れが再開されるのは、2022年4月以来、実に2年2か月ぶりとなります。

    政府はすでに、現在は1日1万人としている入国者数の上限を6月からは1日2万人に引き上げると発表していますが、外国人観光客もその枠内での受け入れとなります。

    国内の感染者数が比較的落ち着いている状況を受け、政府は受け入れ再開に傾いたということです。パンデミックの発生以来落ち込んでしまった、インバウンド産業に活気が戻ることが期待されます。

    政府、水際対策緩和へ 個人旅行の解禁やビザ取得免除なども検討

    インバウンド動向まとめ【2022年年間〜2023年3月】 (2)

    日本政府は9月から、新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和する動きをみせました。

    2022年9月7日から、添乗員の同行を伴わないパッケージツアーが訪日客に解禁されました。

    また、松野博一官房長官は9月12日の記者会見で、入国制限撤廃や、これまで見送りとされていた個人旅行解禁、ビザ(査証)取得免除について一体的に検討する考えを示しました。 さらに、岸田首相は9月22日、訪問先のニューヨークで、10月11日から新型コロナウイルス関連の水際対策をさらに緩和する意向を示し、9月12日に松野官房長官が検討するとした内容を実施する方向で調整が進められていると明らかにしました。

    本格的な「開国」と、円安状況の組み合わせにより、インバウンド消費の回復が加速度的に進んでいくことが期待されます。

    「観光再始動プロジェクト」開始 インバウンド5兆円達成へ

    インバウンド動向まとめ【2022年年間〜2023年3月】 (3)

    観光庁は1月31日、地方公共団体・観光地域づくり法人(DMO)・民間事業者等が実施する特別な体験コンテンツ・イベント等の創出等を支援する「観光再始動事業」の公募を開始すると発表しました。

    全国津々浦々で観光回復の起爆剤となる特別な体験や期間限定の取組などを⾃然・⽂化・⾷・スポーツなどの様々な分野で創出し、全世界に発信することで、インバウンドの本格回復を図ることが目的です。

    この事業は岸田首相が昨年10月に言及した「インバウンド消費5兆円の速やかな達成」の軸の一つとみられています。

    対象事業の要件としては、新規性が高く、高付加価値な取り組みであることが求められます。また、「インバウンド向け口コミ・SNS投稿促進等の誘客促進策を行うこと」「多くの訪日外国人旅行者が活用する地図検索サービス上の情報を入力すること(例:Googleビジネスプロフィールの入力)」などが含まれます。

    ーーーーーー

    その他にも、レポートでは

    1. 2022年1月〜12月 各月のインバウンド業界動向

    2. 2023年1月〜3月 インバウンド業界動向

    3. 訪日ラボ 注目記事&レポート特集

    など、2022年以降のインバウンドの動向をまとめています。

    最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!