
Instagramの集客ツール3選|利用できる機能や選ぶ際の注意点を紹介
記事概要
公開日 | 2021年7月20日 |
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編集日 | 2024年12月25日 |
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目次
Instagramの集客ツールでは、ユーザーのインサイトやレポートの出力などの機能が利用できます。自社アカウントにおいて人気の投稿はもちろん、競合他社の動向、市場のトレンドなども把握できるため、より精度の高い集客施策をたてるうえで役立つでしょう。
この記事では、Instagramの集客ツールで利用できる機能、代表的なツールとそれぞれの特徴、ツールを選ぶ際の注意点を紹介します。
Instagramの集客ツールで利用できる機能・注意点
Instagramを集客に活用するのであれば、ユーザーの行動や発信した情報への反応を分析するツールがあると便利です。とくに、本格的にSNS集客に取り組む場合、インサイトをはじめとする各種データの取得や分析は必須です。
以下では、Instagramの集客ツールで利用できる機能や注意点を紹介します。
「インサイト」ならプロアカウント設定で利用可
「インサイト」は、Instagramのプロアカウントに設定すると利用できる機能です。
インサイトでは、ユーザーのプロフィールへの訪問回数、投稿へのインプレッション、コンテンツごとの人気順位などを確認できます。
しかし、インサイトで確認できるのはあくまでも数値だけであるため、数値からみる傾向やその後の施策は分析者に委ねられます。SNSマーケティングに関する知識やノウハウがまったくない状態では、インサイトの数値から分析するために独学などが必要です。
他社提供の解析ツールも
Instagramの集客ツールには、投稿がユーザーにどれほど影響を与えているかについて、ベンチマークとするアカウントとの比較や分析機能を提供するものがあります。
こうした分析ツールで分析可能な項目は、投稿のインプレッション、アカウントの閲覧数、フォロワー数の推移などです。わかりやすいレポートの形で出力できたり、分析結果までをワンストップで提供したりするサービスもあります。
人気のある投稿やインプレッションの多い日時を分析することで、集客に効果的なコンテンツや時間帯を把握できれば、SNS集客の再現性を高められるでしょう。
ツールを選ぶ際に注意すべきポイント
集客ツールの中には、無料で利用できるものと有料のものがあります。とくに高機能なツールは有料のケースがほとんどでしょう。
そのため、導入するツールを選ぶ際は必要な機能だけではなく、予算も想定しておくべきです。必要な機能は、フォロワー獲得やコンバージョン獲得などの目的に応じて決めていくとよいでしょう。
また、ツールによってはInstagramの規約に違反するケースもあります。たとえば、自動でいいねをつけるツールは規約違反の代表例です。
Instagramの集客ツール3選
Instagramにおける集客を強化するうえでは、プロアカウントに設定する方法のほかに、外部ツールを導入する方法もあります。利用できる機能やコストは、ツールによって大きく異なるため、目的や予算に応じて選択する必要があります。
以下では、Instagramの集客ツールの特徴やメリット、デメリットを紹介します。
1. moribus(モリバス)
moribusは、Instagramの運用ツールです。導入や運用にかかる費用は、ホームページ上で公開しておらず、問い合わせが必要です。
最大の特徴は、AIによる分析と提案です。インプレッションやリーチ数をグラフとして可視化したうえで、AIの分析によって勝ちパターンを提案します。みずから施策を考える場合は、担当者の経験やノウハウが求められますが、moribusであれば初心者でも簡単に運用できます。
また、moribusでは、自社のアカウント分析だけではなく、同業他社との比較や全体のトレンドも確認できます。
マクロとミクロ、両方の視点から分析や運用ができる点は大きなメリットです。
2. SINIS(サイニス)
SINISは、アカウントの一括管理やデータ分析ができるツールです。STARTERプランは月額10,000円から利用可能です。
無料版でもPCでのインサイト管理や過去データの閲覧はできますが、データをさかのぼれる期間には制限があります。一方、有料版では登録日から現在までの過去データの閲覧、ハッシュタグ調査などの機能が追加されます。
また、有料版は自社のアカウントのほかに、他社のアカウントを指定してデータを定点観測できます。競合調査や市場調査にも役立つでしょう。
3. Social Insight
Social Insightは、ヒートマップで有名なユーザーローカルが提供するInstagram分析ツールです。
SEOの分野で豊富な実績をもっているため、Webマーケティングにおけるノウハウの面でも信頼が厚いといえるでしょう。
Social Insightでは、指定したキーワードの発言数、投稿のエンゲージメントなどの指標分析、他社アカウントとの比較ができます。分析後は1クリックでPowerPoint形式のレポートを出力できる点も魅力的です。
無料トライアル期間が設けられているため、機能を試用してから契約を検討するとよいでしょう。
ソーシャルインサイト(Social Insight) | ソーシャルメディアの解析・運用ツール決定版
Instagramで集客する際のポイント
Instagram分析ツールを活用すると、各投稿のインプレッションやエンゲージメントなどの数値が得られます。
しかし、データを取得することよりも、その後の施策が重要です。取得したデータをもとに、的確に現状を把握して運用に活かしていく必要があるでしょう。
以下では、運用上のポイントとなる施策を紹介します。
いいねやフォロー、自動対応のツールには要注意
自社に関係する投稿をしているユーザーに対し、いいねやフォローをしていくことで、アカウントの存在に気づいてもらえます。
ただし、自動でこうした操作を行うツールは、Instagramからスパムと認定される可能性もあるので使わないほうがよいでしょう。
ハッシュタグや位置情報を追加、地図検索にそなえる
ビジネスの認知度を高めるには、ハッシュタグや位置情報の追加が効果的です。
飲食店の場合は「#地名+グルメ」や「#地名+ランチ」、美容室の場合は「#地名+美容室」や「#地名+パーマ」などのハッシュタグをつけておくと、検索にヒットし興味関心のあるユーザーに気づいてもらえます。
また、投稿する際に位置情報を登録すると、ユーザーが位置情報で検索した場合に表示されるため、店舗の近くにいるユーザーにアプローチしやすくなります。
2021年6月からは地図検索も実装されており、現在地周辺の店舗情報がInstagram内の地図に表示されるようになりました。こうした機能から行き先を検討するユーザーも増えてくると考えられます。
写真や投稿内容に統一感をもたせる
写真や投稿内容に統一感をもたせることは、店舗のブランディングにつながります。タイムライン上の写真を見ただけで、どの店舗の投稿であるかが伝わるようなテーマ性を目指しましょう。
写真に統一感をもたせるには、Instagramの編集機能が役立ちます。Instagramでは、写真を投稿する前に、明るさやハイライト、フィルターなどを変更できます。色味やトーンを合わせるだけでもイメージを統一させやすくなるでしょう。
また、写真を撮るアングルや写真に重ねる文字などで統一感を演出する方法もあります。
プロフィール画面の情報を充実させる
プロフィール画面の内容は、店舗の投稿を見て気になっているユーザーが目にする情報です。見込み顧客の来店を左右するポイントともいえるでしょう。
営業時間や定休日など、最新の情報にアップデートしておくことはもちろん、Instagramのプロフィールから問い合わせや予約までの導線を設けることも大切です。
たとえば、お問い合わせフォームやポータルサイトの予約フォームへのリンクを設置したり、公式サイトのURLや電話番号を記載したりする方法があります。
「ショッピング」機能でECサイトへの導線も
Instagramでは、Facebookとの連携によりショッピング機能を利用できます。ショッピング機能は、投稿に商品のタグを追加してタグからECサイトへ遷移させる機能です。
ショッピング機能を利用すれば、投稿の中で商品の魅力をアピールしつつ、購入を促せます。Instagramで獲得したフォロワーを見込み顧客に育成し、
ECサイトにおけるコンバージョンを目指す場合、Instagramのショッピング機能を活用して導線を整備するのも効果的です。
分析など機能はさまざま、店舗の目的に沿ったツールの導入を
Instagramの集客ツールには、インサイトの確認、各種データの分析、施策の提案などの機能があります。ツールによって機能やコストは異なるため、自社の分析において必要な機能をしぼったうえで、予算に応じて選択するとよいでしょう。
また、ツールを選ぶ際は、エンゲージメント向上、コンバージョン獲得などの目的に応じて選択することが大切です。

口コミアカデミー編集部