AppleマップのWebブラウザ版(パブリックベータ)が登場!SafariやChromeからアクセス可能に
記事概要
公開日 | 2024年7月29日 |
---|---|
編集日 | 2024年12月26日 |
カテゴリ |
目次
米Apple(アップル)社は米国時間の7月24日に、マップアプリ「Appleマップ」のWeb版をパブリックベータとして提供開始しました。
これにより「iPhone」や「iPad」だけでなく、SafariやChromeなどのWebブラウザからも直接Appleマップにアクセスできるようになりました。
AppleマップのWebブラウザ版(パブリックベータ)が登場
「Appleマップ」はiOS端末に標準で搭載されているマップアプリで、これまではiPhoneやiPad、Macなど、Appleのデバイスでしか利用できませんでした。しかし今回公開されたWeb版を使用することで、Appleのデバイス以外からもアクセスできるようになりました。
▲Web版Appleマップ(※MacのChromeからアクセス)
現時点では英語版のみで、アクセスできるのはMacとiPadのSafariおよびChrome、WindowsのChromeおよびEdgeに対応しています。今後、より多くの言語やブラウザ、プラットフォームに対応していくとしています。
実際にWeb版Appleマップを使ってみた
Web版Appleマップでは車と徒歩によるルート案内を表示できるほか、店舗や施設の写真、営業時間、評価、レビューなどの情報を検索できます。
▲ルート案内は車と徒歩にのみ対応。アプリでは電車や自転車などのルート案内にも対応
▲店舗情報もアプリ版と同じく検索可能
▲アプリ版同様、近くのランチや近くのコンビニなどは入力せずとも検索可能
Appleマップアプリにはおもに食べログやトリップアドバイザーなど、他の口コミサイトの口コミが表示されています。Web版でも同じように、口コミサイトの口コミが表示されます。
2021年時点ではAppleマップで口コミが表示されるサイトは食べログ、トリップアドバイザー、Yelp、Foursquare、じゃらん、Booking.comの6サイトでした(編集部調べ)。
▲Apple側がどのような基準で口コミを選択しているのかは不明
米data.aiによると、Googleマップアプリの全世界におけるダウンロード(DL)数が10億件を突破するなど、世界中で多くの人がGoogleマップアプリを使用しています。
しかし今後もAppleマップのアップデートが繰り返されると、ユーザー数が急激に増加することも考えられます。集客チャネルを確保するという意味でも、Appleマップに店舗を登録するだけでなく、これら6つの口コミサイトでの口コミ促進・管理を並行して実施することが重要といえます。
<参照>
Apple:Apple Maps on the web launches in beta
日本経済新聞:App Annie Japan、「Googleマップアプリ10億ダウンロード突破」について発表
口コミアカデミー編集部