Google Cloudは、新たなAI(人工知能)ツールを発表しました。

小売業向けに棚卸しのプロセスを変革し、ECサイトの強化により自然かつスムーズなオンラインショッピング体験を顧客に提供するとしています。


Google、クラウドサービス「Google Cloud」の新AIツール発表

Googleは、クラウドサービス「Google Cloud」の新たなAIツールを発表しました。

米Googleが1月13日に発表したものを、1月17日に日本のチームが日本語訳で公開しています。

小売業向けに棚卸ソリューションを提供

Googleが発表したのは、新たなAIを搭載した棚卸ソリューションで、小売業者が商品の在庫を改善し、棚の状態を可視化、補充が必要な場所を理解するのを支援するものです。

棚卸AIによって、小売業者は商品の視覚的特徴とテキストの特徴だけで、あらゆる種類の商品を識別することができます。

小売業者が棚卸AIに提供する画像の種類は、天井に設置されたカメラや店員の携帯電話、店内を巡回する棚卸ロボットの画像など、柔軟に選択することができます。

画像とデータは小売業者のものであり、AIは商品と値札の識別のみに使用されます。

このAIツールは現在、全世界でプレビュー版が提供されており、今後数か月以内に一般提供が開始される予定です。

ECサイトで商品の並び順を最適化するAIも提供開始

Google Cloudではさらに、ECサイトで買い物客がカテゴリを選択すると、最適な商品の並び順を選択するAI機能も発表しました。

AIは時間の経過とともに、過去データからECサイト上の理想的な商品の並び順を学習し、正確性や関連性、販売見込みなどを考慮したうえで、人手を介することなく商品表示順を最適化します。

この新しいツールは72の言語に対応し、現在全世界の小売業者向けに一般提供されています。

<参照>

Google:Google Cloud、小売業向けの新たな AI ツールを発表