
居酒屋の集客方法8選 | 基礎知識・3つの具体的な事例を紹介
記事概要
公開日 | 2019年7月8日 |
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編集日 | 2024年12月26日 |
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目次
街中にはさまざまな種類の居酒屋があり、競争率の高い業界とも言われています。そのため、集客方法にも工夫が必要になってきます。
自信を持ってPRできる他店との違いやお店の特徴があっても、しっかりとした集客をしなければ認知してもらうことはできません。
そこで今回は、居酒屋の集客方法と基礎知識・具体例について詳しく紹介します。
集客には手を打つことが必要
居酒屋をはじめとした飲食店は他の業界に比べ絶対的な数が多いこともあり、競争率が高い業界と言われています。
競合店が多い分だけ対策を講じなければ、顧客は減っていく一方となってしまうでしょう。さらに人口の減少が進んでいることもあり、ますます競争率が高くなっていくことが予想されます。
飲食店・居酒屋での集客のポイント
居酒屋をはじめとした飲食店の集客ポイントについて見ていきます。居酒屋の集客方法としてもっとも重要なことの一つが、顧客のニーズに合ったサービスを提供することです。
顧客のニーズと合っていないサービスを提供し続けていても顧客は増えません。しっかりとニーズを探り、常に把握することが重要です。
また、店側が売りにしているポイントと、顧客側が求めているポイントは異なることがあります。正確なニーズを探るためには、顧客アンケートなどが効果的でしょう。
そして新規顧客の獲得ももちろん重要ですが、常連客や既存客がもっとも取り込みやすいので、新規顧客の獲得と同時にリピーターの囲い込みに取り組むことも重要です。
居酒屋の集客方法8選
ここまでは、飲食店・居酒屋での集客のポイントについて解説してきました。ここからは、居酒屋の集客方法について8つ紹介し、さらに掘り下げていきます。
1. 看板
顧客にお店の存在を認知してもらう上で重要となるのが看板です。電光掲示板や大きな看板はコストがかさみますが、比較的安価な黒板やボードを使用するのも一つの方法です。
お店の前を通りかかる人にのみアピールする手段なので、効果はそれほど大きくはありませんが、店頭に看板を設置しおすすめやこだわりを掲載することで、効果的にアピールするできます。
2. 街頭でのビラ・割引券配り
街頭でのビラ・割引券配りをすることで、地域を限定しつつも多くの人にお店を認知してもらえます。
居酒屋の集客においてはあまり広い地域を対象としても費用対効果がよくありません。街頭でのビラ・割引券配りは、店の近くを日常的に通る人にアプローチできます。
3. メールマガジン
メールマガジンによる集客はチラシによる集客と似ていますが、こちらはリピーターを狙った集客ができます。
一度来店したお客さんのメールアドレスを入手することで、お店のお得情報などを送信し、再来店を促せます。
4. SNS運用
近年増えてきているのがSNSを活用した集客です。Facebook, Instagram, Twitterなど、あらゆるSNSを活用する飲食店が増えています。
SNSは、ここまで紹介してきた集客方法とは違い、ユーザーとコミュニケーションをとることが可能です。投稿に寄せられたコメントに返信するなどすれば、より親近感を感じてもらえます。
これらのSNSは広告を流すことも可能なので、SNS広告を活用した集客もできるでしょう。
5. リスティング広告
リスティング広告とは、Google検索をした時に上部に掲載される広告のことです。ユーザーの検索キーワードに基づいて表示されます。
飲食店の場合はそもそもの単価が低いため費用対効果が低くなってしまい、大きな効果は見込めませんが、認知度アップという意味では効果が期待できるでしょう。
6. 自社サイトの作成&SEO対策
店舗のホームページを作成するという方法もあります。
閲覧数が上がれば効果を期待できますが、ただ作っただけではGoogleなどで検索をした際に他のグルメ情報サイトが上位に表示されてしまいます。そのため、SEO対策(=Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)をして上位表示されるようにすることが必須といえます。
7. グルメ情報サイトへの登録
グルメ情報サイトへの登録も、集客に効果的です。
グルメ情報サイトは、飲食店を探しているユーザーの目に留まりやすいため、他店との差別化を図り魅力的な情報を掲載できれば効果を発揮するでしょう。
また、グルメ情報サイトは口コミサービスを提供しているケースが多いです。口コミは、潜在的顧客にとってお店を選ぶにあたり大きな影響を与えます。
食べログやぐるなび、ホットペッパーなどの主要グルメサイトだけでなく、最近飲食店・居酒屋探しで使われることが多くなったGoogleマップ(グーグルマイビジネス)の対応、外国人向けにトリップアドバイザーをチェックするなど、さまざまなグルメ情報サイトでのクチコミ情報に気を配ることが重要です。
8. ポイントカード
ポイントカードを作成すれば、リピーターを狙った集客ができます。
自店のポイントカードでなくとも、大手企業が発行しているユーザー数の多いカードを使えるようにすることでも効果が期待できます。
居酒屋の集客事例を紹介
ここまでは居酒屋の集客方法について細かく見てきました。次は、居酒屋の集客事例について見ていきます。
1. 店の正面を工夫して印象付け:魚酒場ピン
東京の魚料理が自慢の居酒屋「魚酒場ピン」は、お店の外観を工夫して印象付けを図っています。
魚や波のイラストを入れることによって、一目でお店のウリや自慢の食材を伝えています。
また外を歩いている人たちから、店内が見える作りにしたことも工夫の一つです。店内の賑わっている様子を見てもらうことで、入店を促す工夫がされています。
2. ビジネス向けに柔軟な要望対応:平和町 喜和味
岡山市の和食料理店「平和町 喜和味」はビジネス向けに柔軟な対応をしています。
会社の接待など重要な場面で使いたいというニーズに合わせて、好みのメニューや要望を聞き入れて、料理を変えるなどの工夫がされています。
また、来店客の満足度アップを目的として顧客管理ノートを取り入れて、アルバイトスタッフが毎日欠かさずに記入しています。
これは、飲み放題の注文の有無などを把握することで、スタッフ同士が情報を共有し、顧客満足度の向上に繋げるという目的のため活用されています。
3. 口コミ投稿促して集客:ヤキニクバル 韓の台所
渋谷の道玄坂にある焼肉屋「ヤキニクバル 韓の台所」は、口コミ投稿を促すことによって集客をしています。
お店の中には、Facebookのいいねやトリップアドバイザーの口コミを投稿したくなるようなキャンペーンの情報が掲示されています。
ヤキニクバル 韓の台所では、店舗が自ら情報を発信するのではなく、来店したお客さんに満足してもらい、口コミやSNSを利用して情報を発信してもらえるように工夫しています。
自店に合った集客方法を
居酒屋の集客方法について詳しく解説してきましたが、掘り下げてみるとさまざまな集客方法があることがわかります。
居酒屋や飲食店では、特定の方法ではなく、自店に合った集客方法を取り入れることが重要となります。
自店の特徴と他店との違い、客層などさまざまな要因によって集客方法も変わってくるので、しっかりと自店を分析することが重要です。

口コミアカデミー編集部