Yahoo! JAPANは、Yahoo!ニュースなどにおける不適切な投稿に対する取り組みを示す「2022年度メディア透明性レポート」を公開しました。

Yahoo!ニュースのほか、Yahoo!知恵袋やYahoo!ファイナンス掲示板における不適切な投稿に対する対応実績や透明性の向上策に焦点を当てています。ユーザーの安全な利用環境を確保し、継続的な改善に取り組む姿勢を示しています。

Yahoo!ニュースでは約23.8万件/月の不適切な投稿を削除

Yahoo! JAPANは、ユーザーがさまざまな考えや疑問を自由に共有できる場として、Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋、Yahoo!ファイナンス掲示板などの投稿型プラットフォームを提供しています。利用ルールやガイドラインを設け、誹謗中傷などの不適切な投稿を禁止するなど、ユーザーが安心して利用できる環境を作り出すために厳格な対応措置を行っており、24時間体制で専門のチームとAI技術を駆使して不適切な投稿に対処していると報告しています。

2022年度の実績として、Yahoo!ニュースでは1か月平均で約995.8万件の投稿のうち約23.8万件(約2.4%)を削除。Yahoo!知恵袋では1か月平均で約476.6万件の投稿のうち約7.3万件(約1.5%)を、Yahoo!ファイナンス掲示板では214.1万件の投稿のうち約7.5万件(約3.5%)を削除したそうです。

Yahoo!ニュースへのコメント投稿時、携帯電話番号登録を必須化

2022年度に導入された新たな取り組みも紹介されています。

Yahoo!ニュースでは、コメント欄への投稿時に携帯電話番号の設定を必須とし、Yahoo!知恵袋では違反投稿の判定モデルの精度向上に取り組んでいます。不適切な投稿の抑制と透明性の向上を実現しようとしているとのことです。

またユーザーや外部の有識者からのフィードバックを受け、透明性を高めていくためのエコシステムを構築する姿勢を強調しています。

Yahoo! JAPANは、今後も投稿者の表現の自由と不適切な投稿への対策のバランスを保ちつつ、透明性の確保とユーザーの安心した利用環境の継続的な改善に取り組んでいくとしています。

<参照>

LINEヤフー株式会社ニュースリリース:Yahoo! JAPAN、誹謗中傷など不適切な投稿への対応状況をまとめた「2022年度 メディア透明性レポート」を公開