
SEOとは?意味やメリット・デメリット、MEOとの違い、使用ツールを紹介
記事概要
公開日 | 2020年9月2日 |
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編集日 | 2022年5月30日 |
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目次
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称で、検索エンジンからの検索結果の上位に自社サイトが表示されるように行うことを指します。
Webサイトの運営者や企業にとって、サイトが検索結果の上位に表示されることは集客を増やすためにとても重要な要素です。
この記事ではWebサイトでの集客をする上で不可欠な「SEO」について、概要からSEOを行うメリット・デメリット、対策用のツールまで、過去の記事を紹介しながら解説していきます。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で「検索エンジン最適化」という意味を持ち、Webサイトの集客を増やすため、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいてWebサイトを検索結果の上位に表示させる様々な取り組みを意味します。
対策を行うにあたって、Yahoo!はGoogleのアルゴリズムを採用しているため、まずはGoogleアルゴリズムにのっとってSEOをすると良いでしょう。
検索結果の上位に入ることで、自社・自店舗のWebサイトがユーザーの目に触れやすくなり、ユーザーが自社・自店舗Webサイトへアクセスする可能性が高まります。
上位に表示させるためには、ユーザーの検索意図を汲み取り、テーマに対するキーワードの網羅性を高くすることや、信頼性を高めることが大切です。
またSEOでもっとも重視すべきは「ユーザビリティ」という点にあります。
ユーザビリティとはユーザー目線に立った場合の、製品やサービスの扱いやすさのことをいい、情報の配置や、文章の読みやすさ、サイト表示の速さなどが挙げられます。
ユーザビリティが評価項目となっている理由には、ユーザーの使いやすいと感じたサイトに繰り返し訪れる傾向があります。Googleは、Googleが提供する情報の取得が、ユーザーにとって適切であると同時に快適なものとなるようユーザビリティを重視しているといえるでしょう。
SEOのメリット・デメリット
SEOを行うメリットとして、キーワード検索結果画面で上位に表示されることによるインターネット上でのサイトやブランド知名度の向上、サイトへのアクセス数が伸びることによる実店舗への集客の増加が期待できます。
またSEOはリスティング広告などとは違い、広告費を払わずに対策できることもメリットのひとつです。
デメリットとしては、検索結果の反映までに時間がかかることや、SEOを意識した施策に取り組んでも必ずしも検索結果の上位に入れるとは限らないということがあります。
また検索エンジンのアルゴリズムは不定期に見直されアップデートされます。
検索エンジンのアップデートに伴い検索エンジンから高く評価される基準が変わるため、検索上位を獲得していたものの急に順位が落ちてしまう可能性があります。
SEOは1度対策をして上位に表示されたら終了ではなく、定期的に公開されているアルゴリズムと照らし合わせて掲載内容などを見直す必要があります。
SEOとローカルSEO(MEO)やSEMとの違い
SEOと混同されやすい言葉として、「ローカルSEO(MEO)」や「SEM」があります。
ローカルSEO(MEO)との違い
ローカルSEO(MEO)とは地図エンジン最適化を意味しています。MEOは「Map Engine Optimization」の頭文字をとったものです。
具体的には、位置情報や「地域名+キーワード」などの特定の地域や場所を含んだ検索において、地図エンジンで検索結果の順位を上げる工夫です。
どちらも同様のことを指しますが、日本国内ではMEOということもあります。海外ではローカルSEOと呼ぶのが一般的です。
SEMとの違い
SEMとは、「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジン上でのマーケティング方法のことをまとめて「SEM」といいます。
SEMの手段の一つとして、SEOやリスティング広告があります。SEMでは検索エンジンからのWebサイト訪問者を増やし、新規顧客獲得や収益向上を目指します。
SEO対策の活用ツール
SEOには無料のものから有料のものまで、さまざまな企業から対策ツールが提供されています。
その中からWeb担当者が知っておくと良い基本ツールを2つについて紹介します。
Google Analytics
Google Analyticsは、Googleの無料のWebページアクセス解析サービスです。
サイトに何人ユーザーが訪れたか、どのページを見たかというようなWebサイトに関するユーザー行動について分析できます。
Google Analyticsを利用することでサイトの1ページ当たりの平均滞在時間や、1ページ目でサイトを立ち去った人の割合がわかるため、タイトルと記事内容がユーザーの求めるものと合致しているかといったことなどを読み解く指標となります。
Googleが提供するGoogle 広告やGoogle AdSense、Google Search Consoleなどのサービスとの連携もできます。
専門用語が多く、初めて使う場合には難しく感じるかもしれませんが、以下の記事では初心者でも利用できるよう専門用語の解説も含め、詳しく使い方を紹介しています。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleの検索結果でユーザーがどのようなキーワードで検索したのか、 検索結果に自分のサイトがどのくらい表示されているのか、検索結果でどのくらいクリックされたのかといったユーザーがサイトを訪問するまでの動きを解析できます。
Google Search Consoleを利用することで想定していないキーワードで多く表示されていたなど、ユーザーの潜在的なニーズを発見することもできます。
SEOを理解して検索エンジンを通じたブランディングや知名度アップを
SEOは広告費をかけずにWebサイトの集客ができます。
その一方で、SEOの効果が反映されるのには時間がかかることや、必ずしも検索結果の上位に表示されるとは限らないというデメリットもあります。
検索結果の上位に表示されるためには、Webサイトのデザイン、コンテンツの量や更新頻度などさまざまな角度から対策が必要です。
また自社サイトが現在どのような状況なのかを知ることでよりユーザーに期待されている情報を発信することができます。結果として、検索エンジンからの評価にもつながります。
現状を知るには、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleを使った分析が役立ちます。
SEOの施策を通じてブランディングや知名度の向上を図りたい場合では、中長期の視点でWebサイトを運用しつつ、日々の数値の変化などを参考に対策や施策を行うと良いでしょう。

口コミアカデミー編集部