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ローカルSEO(MEO)とは?メリットや効率的な集客アップの方法
記事概要
公開日 | 2020年8月5日 |
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編集日 | 2024年12月25日 |
カテゴリ |
目次
集客の際にマップエンジンにおいて検索順位の上位に食い込むためには、ローカルSEO(MEO)を行うことが効果的です。しかし初めてローカルSEO(MEO)に取り組む際には、その仕組みや、何から始めればよいかわからないことも多いでしょう。
本記事ではローカルSEO(MEO)の仕組みやメリット、やり方、役立つツールなどについて紹介します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
ローカルSEO(MEO)とは
「MEO」とは、「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略称で、位置情報や「地域名+キーワード」などの特定の地域や場所を含んだ検索において、検索結果の順位を上げるマーケティング手法であることから「ローカルSEO」とも呼ばれています。
ローカルSEOとMEOは同じ意味で使われますが、ローカルSEOという言葉が欧米で普及しているのに対しMEOは日本独特の呼び方のようです。
ローカルSEO(MEO)の仕組み
検索エンジンとして世界でも圧倒的なシェアを誇るGoogleでは、検索をした際にユーザーが知りたいと思う記事を優先的に検索結果の上位に表示するアルゴリズムを組んでいます。特にユーザーが検索した場所によって検索結果が変わる「ローカル検索」では、関連性、距離、知名度という3つが検索順位の決定に重要な要素です。
関連性は、検索したキーワードとローカルリスティング(店舗の登録情報)がどれくらい一致しているかという評価を指します。居酒屋を例に挙げると、ユーザーが個室の落ち着いた雰囲気で食事がしたいと考えている場合「居酒屋 個室」などと検索する可能性が高いです。その際、登録している情報が居酒屋だけの店舗と完全個室居酒屋との表示がある店舗では、後者の方が上位表示される可能性が高まります。
距離はキーワードに含まれる場所から検索結果の店舗までの距離を指します。また、キーワードに場所が含まれない場合、ユーザーの現在地情報からの距離が計算され、検索結果に反映されます。
知名度は、店舗の知名度そのものを指します。多くの人に知られていれば、それだけ上位表示されやすくなります。Googleの口コミ数やスコアも順位を決める要素の一つであり、高評価の口コミを多く集めることで掲載順位を上げることができます。その他にも、Webの自店舗以外の記事上で紹介されリンクが貼られているなど、様々な判断材料があります。
ユーザーの求める検索結果の上位に表示されやすいコンテンツを作成することがサイト集客への近道となり、こうしたアルゴリズムへの対策を「SEO(Search Engine Optimization / 検索エンジン最適化)」と呼び、ローカル検索の対象となる地図エンジン最適化を「MEO」と呼びます。
MEOは、Googleの無料ビジネスサポートサービスである「Googleマイビジネス」を効果的に使うことで対策できます。
ローカルSEO(MEO)のメリットとは
MEO対策を行いGoogle上で検索上位3位以内に入ると、検索結果上部に表示されるとGoogleマップ検索結果枠に店舗周辺の地図とGoogleマイビジネスの情報が表示されます。上位表示されると、ニーズを持つユーザーが店舗情報を見つけやすくなり、検索によるサイト(Googleマイビジネス)への集客増加が見込める、という効果があります。
ローカルSEO(MEO)を行うメリットは3つあります。
1つ目は集客に直結しやすいということです。ローカル検索では、ユーザーは地名などのキーワードを入れて検索するため、もともと自店舗の近くにいるか、自店舗のあるエリアを目的としていることが多くSEO対策より集客が成功する可能性が高いと考えられます。
2つ目に店舗の雰囲気を伝えやすいというメリットがあります。Googleマイビジネスに登録することで、Google ストリートビュー(インドアビュー)を導入できるようになります。店内を360°掲載できるため、ユーザーは実際に店舗に訪れる前に店内の様子を知ることができ、雰囲気などから興味を持ってもらい、来店につなげることもできます。
3つ目に、競合相手が少ないことが挙げられます。SEO対策はGoogleの検索結果全てに対して上位を目指さなければならないのに対し、ローカルSEOはローカル検索が対象のため、競争相手が近郊の競合店舗のみに絞られます。
ローカルSEO(MEO)とSEO、リスティング広告との違い
上記でも少し触れていますが、MEOとSEOの最大の違いは、表示最適化の対象が異なることです。SEOはキーワード検索の表示最適化を図ることであるのに対し、MEOはローカル検索の表示最適化を図ることを指します。
また、ローカル検索は、ユーザーのいる位置によって検索結果が変わる点が特徴です。
リスティング広告とMEOの違いは、広告かどうかという点にあります。リスティング広告とは、検索の際に検索結果の上方と下方に広告を表示する機能のことです。広告費を支払い広告を設定し、設定したキーワードが検索された際に検索結果ページの上方、下方に広告が表示される仕組みです。
Googleでの検索だけでなくYahoo!などの検索エンジンにもリスティング広告サービスがあります。ユーザーが広告をクリックした数に応じて掲載しているサイトに費用が発生します。
対してMEOは、広告費をかけずに無料のGoogleマイビジネスを活用することで対策ができます。
ローカルSEO(MEO)の方法
GoogleマップのローカルSEO(MEO)を行うにはGoogleマイビジネスへの登録が必要となります。
ここからはGoogleマイビジネスの登録方法について紹介します。
Googleマイビジネスへの登録
Googleマップに自店舗を登録するにはGoogleマイビジネスへの登録が必要となります。登録する際には、Googleアカウントを取得していることが前提となります。
Googleアカウントの取得方法についてはここでは省略します。
まず、Googleマイビジネスを開き、右上にある「利用開始」をクリックします。すると、「ビジネス名を入力してください。」という画面が現れます。入力後、「ユーザーが実際に訪れることができる場所を追加しますか」という言葉が出てきたら、「はい」を選択します。
次は住所登録になります。ビジネス拠点の住所を登録してください。
その後、ビジネスカテゴリの選択と連絡先の登録になります。電話番号だけでなく公式サイトのURLも登録できます。
入力が完了するとGoogleから確認コードが書かれたハガキが郵送で届き、届いたコードを入力すると登録が完了します。確認コードの入力には有効期限があるためハガキが届き次第すぐに入力しましょう。
ローカルSEO(MEO)役立つツール・本・企業紹介
ここからはローカルSEO(MEO)を行うときに役立つ様々なものを紹介していきます。
ローカルSEO(MEO)に役立つツール
ローカルSEO(MEO)に取り組む際に、まずは自店舗が地図エンジン内で検索順位の何番目に表示されるか把握しておきましょう。その際に必要となるのが「順位チェックツール」です。
無料のものから有料のものまで様々なツールがあるため、その中から合うものを選ぶ必要があります。
以下の記事では6種類のツールを紹介しています。
ローカルSEO(MEO)に役立つ本
続いてはローカルSEO(MEO)の対策本です。
本の種類も初心者向けにわかりやすく解説しているものから上級者向けのものまで様々なため、間違ったレベルのものを選んでしまうとうまく活用できない恐れがあります。
以下では初心者におすすめの対策本を紹介しています。
ローカルSEO(MEO)に役立つ企業
ローカルSEO(MEO)の代行会社について説明します。自社で対策を行う十分なリソースを確保できない場合は、代行会社を活用してMEO対策を行うことも手段の一つです。しかし、代行会社も様々あるため、会社選びに失敗してしまうとうまく集客に繋がらない恐れがあります。
企業を選ぶ際は、会社の実績、料金プラン、順位チェックツールの3点に注意して選ぶと良いでしょう。
以下の記事ではポイントの詳細や代行会社3選を紹介しています。
失敗しないローカルSEO(MEO)業者の選び方
上記でも示した通り、インターネットでの集客を利用する人が増える中、代行会社の数も増えています。きちんと対策をしてくれる会社はたくさんありますが、中には悪質な業者も紛れています。
選び方を失敗してしまうと他の代行会社と比べて料金を高く取られてしまうことや、ガイドラインで禁止されている方法を取ることで依頼している事業者側がペナルティを負うこととなってしまう場合もあります。
以下の記事では実際に会った悪質な事例や、悪質な業者の見分け方について詳しく解説しています。
ローカルSEO(MEO)についてある程度理解したうえで対策を
ローカルSEO(MEO)は近年注目されている集客対策の一つであり、成功すれば多くの集客が見込めるでしょう。
しかし、ローカルSEO(MEO)の知識が全くないまま対策を始めても効果は得られにくく、また、悪質な業者を見抜けなかった場合には利益が半減してしまう可能性があります。
紹介した記事を参考に、ローカルSEO(MEO)についての知識をある程度深めたうえで対策すると良いでしょう。
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口コミアカデミー編集部