
MEOとリスティング広告の違いは?MEO対策をすべき4つの理由
記事概要
公開日 | 2020年1月10日 |
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編集日 | 2024年12月25日 |
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目次
オンラインマーケティングの話題で頻出する単語に「MEO」と「リスティング広告」があります。
店舗の情報をユーザーの目につきやすい場所に表示させる点は共通していますが、その手法は似て非なるものです。
混同されてしまうこともある両者の違いや、MEOへの取り組み方について紹介します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
MEOとリスティング広告の違い
MEOもリスティング広告もインターネット上で露出を増やすための施策ですが、内容は大きく異なります。
主な違いは以下のとおりです。
MEO
MEOとはMap Engine Optimizationの略称で、日本語では「地図エンジン最適化」と呼ばれます。 「ローカルSEO」と呼ばれることもあります。 ただし「SEO」と「MEO」は異なる意味を持つことに注意しましょう。
Googleで「地名+業種」の形で検索した際、検索結果の上位に表示されることを目指して対策を組むことをMEOといいます。アルゴリズムに適応させるという意味で最適化と呼ばれます。
リスティング広告
リスティング広告とは、Googleで関連キーワードが検索された際、検索結果の上下部に広告を表示する機能で、 検索連動型広告と呼ばれるものの一種です。
著名なリスティング広告サービスにはGoogle広告やYahoo!プロモーション広告などがあり、広告のクリック数に応じて費用が発生するタイプが一般的です。
リスティング広告よりMEO対策をすべき理由
MEOとリスティング広告の主な違いは前述の通りですが、まずはMEOに取り組むのが良いとされています。
その言葉の裏にはどのような理由があるのでしょうか。 以下では、リスティング広告よりも先にMEOから取り組むべき理由を解説します。
1. 無料で始められる
リスティング広告は「広告」という性質上、コストを避けることはできません。 オンラインマーケティング施策の一環として需要が増えていることもあり、一部のリスティング広告サービスは掲載費用をつり上げています。
リスティング広告の出稿料は今後さらに高騰する可能性もあるでしょう。一方のMEOは、各企業や店舗が自ら対策を組む際はコストがかかりません。
代表的な対策の1つであるGoogleマイビジネスへの登録も無料でできます。
2. クリック率が高い
Internet Marketing Ninjas社が2017年に発表した「Googleの検索結果画面におけるクリック率」の調査によると、検索結果1位のページのクリック率(CTR)は約21%、2位のページは11%、3位だと7.5%となっています。
検索結果画面で1位に表示されているコンテンツが、検索しているユーザーの約5人に1人という高いクリック率を獲得していることからも、MEOの有効性がうかがえます。
リスティング広告は検索結果1位のページよりも上に表示されますが、ひと目で広告だとわかるマークがついているため、ユーザーからクリックを避けられることもあるようです。
3. MEO対策をしている企業が少ない
SEOやリスティング広告に比べてMEOは知名度が低く、取り組んでいる企業数も少ないと考えられています。また、表示対象はGoogleマイビジネスに登録している店舗のみなので、お店がなければMEO対策を行うことはできません。
さらに地図エンジンで競合となるのは同じ商圏内の店舗のみであることから、SEOと比べて競合が少なく、比較的短い期間でも効果が出しやすい施策だといえます。
4. 集客に結び付きやすい
MEO対策をすると、「地名+業種」の形で検索された際に上位表示させることができるようになります。こうした検索の仕方は、飲食店や宿泊先を探しているときなど、目的が明確で、実際に利用しようと考えている場合が多いため、来店する可能性が高いユーザーにアプローチすることができます。
MEO対策の方法を紹介
MEOは、コストをかけずに取り組める対策が多い上、競合が少なく結果に結びつけやすいというメリットがあります。
適切な施策に取り組めば短い期間で集客や売上アップを見込むことができるでしょう。以下では、MEOの具体的な方法について解説します。
Googleマイビジネスへの登録
Googleマイビジネスへの登録はMEO対策の基本であり、最初に取り組むべき対策の1つです。
Googleマイビジネスとは、企業や店舗のビジネス情報をGoogleの検索結果やGoogleマップ上に掲載することができるツールです。地図エンジンの検索結果に表示させるためには、Googleマイビジネスへの登録が必須です。
Googleマイビジネスへ店舗の情報登録をすることと、ご自身が登録店舗のオーナー(登録店舗に対する権限を持つ立場)であることを確認するための、オーナー確認の手続きが必要となります。
Googleマイビジネスへの店舗登録と、登録店舗へのオーナー確認の2点を進めていくためには、Gmailアカウントが必要となりますので、こちらも事前に登録を行なっておきましょう。
こまめな情報更新と口コミ返信
MEO対策はGoogleマイビジネスへの登録だけではありません。 登録後の情報更新や口コミの管理などをこまめに行うよう努めましょう。
営業時間やメニューなどの情報を常に更新しておくことはもちろん、定期的に写真を追加するなど、より訴求力の高いコンテンツ作りに取り組むことが大切です。
また、口コミの管理では投稿された口コミをチェックするだけでなく、店舗からの返信をすると良いでしょう。 店舗からの返信もすべてのユーザーに対して公開されています。
そのため、たとえ悪い口コミが寄せられていたとしても、店舗が誠意ある姿勢を示せれば他のユーザーに悪印象を与えるリスクを軽減できます。
店舗経営者は効果が出やすいMEO対策を
MEOはコストをかけずに取り組めるオンラインマーケティング施策の1つで、商圏内にいるユーザーに対するアプローチすることができます。
また、MEOの大きなメリットは比較的短期間で上位表示を狙える点です。
競合が少なく、比較的短い期間の取り組みでも検索結果の上位に表示させられるため、店舗経営をしている方はぜひMEO対策への着手を検討すると良いでしょう。

口コミアカデミー編集部