Googleは、体験ツアーやアクティビティがGoogleマップから予約できるようになる新たな機能を発表しました。

ユーザーの”タビナカ”体験がよりスムーズになるだけでなく、アクティビティを提供する事業者にとっても露出の機会が増える点で見逃せないアップデートです。

この記事では、旅行・観光・アクティビティ事業者向けに、Googleマップの新たな機能を紹介します。

Googleマップに「アクティビティの予約・販売リンク」実装へ

Googleマップ上に体験ツアーやアクティビティの予約、チケット販売リンクが表示されるようになります。ユーザーは、旅行する予定の地域のアクティビティやツアーをGoogleマップから探索し、予約できるようになります。

1.Google マップでチケット料金が比較できる

今回のアップデートでは、ユーザーが美術館などの観光施設を検索した際、チケット情報や予約リンクが表示され、さまざまな予約サイトの料金をすばやく比較できるようになりました。


例えば「東京タワー」と検索すると、概要欄に予約サイトのチケット情報が表示されます。チケットタブをクリックすると、各予約サイトの詳細な情報を知ることができます。

本機能は、昨年Google検索でリリースされましたが、旅行プランを立てる際にGoogleマップがよく利用される背景を受け、Googleマップ上でも提供を開始したとのことです。

Googleマップの新機能『チケット情報の閲覧・比較が可能に』のイメージ画像

▲Googleマップでチケット情報の閲覧・比較が可能に:編集部スクリーンショット

さらに今後は、観光施設のチケット情報だけでなく、観光施設に関連した体験ツアーもGoogleマップ上で検索できるようになります。


例えば、「東京タワー」と検索すると、東京タワーを含む複数の観光施設を巡るツアーの予約リンクが表示されるようになります。この機能は既にGoogle検索で利用可能ですが、Googleマップでも近日中に利用できるようになる予定です。

体験ツアーの予約画面▲Googleマップで体験ツアーの予約が可能に:Google The Keywordより

2.Googleビジネスプロフィールからチケットの価格を直接編集

アクティビティやツアーを提供する事業者は、GoogleビジネスプロフィールからGoogle検索およびGoogleマップ上のチケット価格を直接編集できるようになります。


※ただし、現在宿泊事業者向けにGoogleビジネスプロフィールで提供されている「料金と空室状況」の機能には不具合も多く、今回の体験ツアーの機能についてもどこまで実践的に利用できるかは不明です。


チケット価格変更のイメージ画面

▲Googleビジネスプロフィールからチケット価格の変更が可能:Google The Keywordより


3.Google広告の対象地域や対応言語が拡大


Google広告は、今回のアップデートにより、より多くの国や言語に対応しました。また、検索結果でのリストにも表示されるようになりました。

これらの広告は、Google検索やGoogleマップの無料チケット予約リンクと同じデータを設定できるため、簡単に始めることができるということです。

Googleマップの検索画面にGoogle広告が掲載されるイメージ画像

▲Google広告がGoogleマップの検索画面に:Google The Keywordより

<参照>

Google Ads & Commerce Blog|3 new ways to help attraction and tour operators reach more travelers