
飲食店のWeb集客方法3選|Googleマイビジネス・SNS・グルメサイトの特徴や活用方法を紹介
記事概要
公開日 | 2021年7月13日 |
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編集日 | 2024年12月26日 |
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目次
飲食店のWebマーケティングによる集客方法には、大きく分けて3つの施策があります。本記事ではその3つである、Google マイビジネス、SNS、グルメ系口コミサイトを用いた飲食店の集客方法について解説します。
それぞれ必要とするコストやメリットおよびデメリットの面で違いがあり、マーケティングの視点から戦略的に選択し、取り組んでいくことが大切です。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
Web集客方法1. Googleマイビジネス
Google マイビジネスは、Googleが提供している無料のツールです。Google 検索やGoogle マップといったGoogle サービスに表示される店舗の情報を管理し、これらを利用するユーザーに正しい情報を表示できます。
以下の記事ではGoogle マイビジネスに登録する方法を解説しています。
機能1. 投稿
Google マイビジネスには投稿機能が備わっており、店舗の最新情報やイベント情報、クーポンの発行を実施できます。
投稿機能を活用すれば、店舗の基本情報に書ききれない内容を発信でき、見込み顧客に訴求できます。投稿内では画像や動画、ボタンリンクの設置など、幅広い形式でのアプローチが可能です。
機能2. 口コミ返信
Google サービスでは、ユーザーが店舗についての口コミを投稿できます。Google マイビジネスではこれらの口コミを管理でき、オーナーとして返信し、双方向でのコミュニケーションを取れます。
口コミへの返信による交流は、来店への感謝を伝えるとともに、ほかのおすすめメニューもPRするなどして再来店を促せます。
こうしたやり取りが可視化されることで、見込み顧客にも真摯な対応として好意的に受け止められ、来店の後押しにもなります。
ただし、口コミはポジティブなものからネガティブなものまでさまざまです。以下の記事では、Google マイビジネスの口コミ管理について解説しています。
機能3. 営業時間の設定
Google マイビジネスでは通常の営業時間に加え、祝日などの特別営業時間を設定できます。表示されている営業時間が実際と異なっていて利用できなかったというケースをなくすことで、見込み顧客の機会損失を防げます。
Name(名前)、Address(住所)、Phone(電話番号)の頭文字を取ってNAPと呼ばれる店舗の基本情報は、常に最新で正確なものに統一されていることが望まれます。
Googleのサービス上に展開されている店舗情報は、第三者である一般ユーザーの提案で変更される可能性があります。Googleによる情報の審査も完璧でない以上、飲食店はGoogle マイビジネスを活用して、自店舗の情報が正確に保たれるよう注意を払うことが大切です。
Web集客方法2. SNS
飲食店がWebマーケティングに取り組むにあたって、SNSは重要度の高い存在です。
手軽に情報発信ができるだけでなく、ユーザーとの距離の近いコミュニケーションが可能なため、ファンの増加に伴うリピーター獲得にもつながります。
SNSはいずれもユーザーの目を引くコンテンツの形式や、利用の動機などがさまざまで、利用している主なユーザー層も異なってきます。
代表的な3つのSNSについて、それぞれの特徴と効果的な運用方法を解説します。
Instagramは、写真をはじめとした画像が主体のSNSであり、視覚的に訴求する飲食店の魅力の発信が可能です。
Instagramに投稿する際には、ハッシュタグの有効活用によって、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。
特にエリアとジャンルを組み合わせたハッシュタグは見込み顧客の目に留まる効果を期待できます。たとえば「#渋谷グルメ」「#渋谷イタリアン」といった表現で地域のユーザーに届けられます。
Twitterは、拡散力の高さが特徴のSNSです。魅力的なツイートはリツイート機能によって広く拡散されることがあり、オープンのお知らせや新メニューの紹介が広められれば、多くのユーザーに見てもらえます。
また、効果的な手法として、Twitter限定のクーポンを発行するという使い方が考えられます。興味を持つユーザーがフォローしてくれるため、よりツイートを拡散してもらえる可能性が高くなります。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントは、LINEユーザーのチャットスレッドに配信されるため、上2つのSNSよりもよりユーザーがしっかりと目を通してくれる可能性があります。
LINE公式アカウントには無料プランと有料プランがあり、無料でも月に1,000通までメッセージを配信できます。最新情報の共有やお得なクーポンの発行を定期的に実施することで、新規ならびに既存の顧客に来店を促せます。
LINEの友だちに追加してもらうことがまず第一の関門になりますが、初回登録の顧客限定のクーポンをプレゼントするなど特典を設定することで登録のハードルを下げることができるでしょう。
Web集客方法3. グルメ系口コミサイト
グルメ系口コミサイトは、ユーザーが評価スコアや口コミの良し悪しを見て飲食店を比較し、利用する店舗を選択するのが特徴です。飲食店を選ぶとなれば、こうしたサイトを優先して閲覧するユーザーも多いため、明確な見込み顧客が存在する強みがあります。
しかしながら、そうした訴求力の強さもあって、先に挙げた2つのWebマーケティング手段に比べ、費用が割高になるデメリットがあります。
食べログ
食べログは、2021年3月時点の公式サイト発表で1億1,580万人以上のユーザーが利用する、グルメ系口コミサイトの中でも特に影響力の強いサイトです。掲載店舗数は2021年5月時点で82万店舗を数え、飲食店にとっても重要な事実が浮き彫りになっています。
ぐるなび
ぐるなびは主要ユーザー層が40代男性のグルメ系口コミサイトです。同世代の男性のみならず全年代で知名度が高く、月間ユニークユーザー数は4,400万人に達しています。(2020年12月時点)
ぐるなびは2020年からは楽天と連携したサービスも展開しています。
<参照>2021年3月期決算説明会資料株式会社ぐるなび(証券コード/ 2440)
ホットペッパーグルメ
ホットペッパーグルメは、フリーペーパーのホットペッパーから派生して作られたグルメ系口コミサイトです。
2020年3月時点でネット予約利用者数が累計4億人を突破したことが発表されており、老舗フリーペーパーとして積み重ねてきたブランドの強みを活かしています。
以下の記事ではホットペッパーグルメを自店舗の予約窓口として導入するメリットと、実際に登録する方法を解説しています。
飲食店のWebマーケティング、集客につながるツールの選定が大切
飲食店がWebマーケティングを集客につなげるには複数の方法があります。どの集客方法を選ぶにしても、それぞれの特徴を理解し利用しているユーザー層を把握することで、自店舗に合った施策が見えてきます。
継続して運用できるかどうかや、店舗のターゲット層に合致しているかどうかの視点で選ぶことが、Webツールを用いたマーケティングと集客を成功させる第一歩となります。

口コミアカデミー編集部