5月11日・12日、Googleが新商品・機能を発表するイベント「Google I/O」が開催されました。

今年も新型スマートフォンやスマートウォッチの発売など、さまざまプロダクトやサービスが発表されています。

その中でも注目を集めているのがGoogleマップの新機能「イマーシブビュー」です。

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ストリートビュー進化版!イマーシブビューとは?

イマーシブビューとは、ストリートビューと航空写真を組み合わせ、それをAIで処理することで、街の様子をリアルに見ることができる機能です。

ストリートビューとは異なり、建物や自然など3Dマップ化することで、より没入感ある体験ができます。

またイマーシブビューでは時間ごとの様子を見ることもでき、天気や混雑状況までわかります。さらに店舗の内部までイマーシブビューを適用すれば、店舗の内観を3Dモデルで見ることが可能です。

イマーシブビューは2022年中にはロサンゼルスやニューヨーク、東京などで提供が始まります。Googleは今後、イマーシブビューの適用地域を増やしていく方針です。

施設内部もリアルに再現

注目すべきは、イマーシブビューが店内にも適用されるという点です。

店内のストリートビューは、専用スマートフォンアプリ等で撮影し、Googleマップに載せることができます。しかしストリートビューはパノラマ写真の組み合わせにすぎません。

一方で、Googleが公開してるモデル映像を見る限り、イマーシブビューはまるで店内にいるかのような感覚を味わうことができます。写真やストリートビューよりもお店の雰囲気がリアルにわかるため、「お店を手軽に下見したい」というユーザーにとっても有用だと言えます。

イマーシブビューはストリートビューよりもさらに高度な撮影・処理を行う必要があると考えられ、一般の店舗でどれだけ活用が進むかは不透明ですが、特に検討に時間をかけることの多い高価格帯の宿泊施設や飲食店などがこれを活用できるのであれば、お店の集客にも効果を発揮するでしょう。

<参考>
Twitter:Google Maps Introducing an immersive view
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