
Googleマイビジネス「ヘルプ」の活用方法 | 導入のメリット・デメリットや困った時の使い方
記事概要
公開日 | 2020年6月10日 |
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編集日 | 2025年2月18日 |
カテゴリ |
目次
「Googleマイビジネスの存在は知っているけれど、集客や販売促進に活用していく方法が分からない」と頭を悩ませている事業者の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Googleマイビジネスの概要や機能、サービスを使用していく中で、疑問や分からないことが生じた際に役立つ「ヘルプセンター」について解説します。
Googleマイビジネスとは?
お店や小売店の経営、または何らかのサービスを提供している場合、集客や販売促進には、Googleマイビジネスを活用することが非常に有効です。
まずは、サービスの概要と機能、そして料金プランについて解説していきます。
Googleマイビジネスのサービスの紹介
Googleマイビジネスは、2014年にGoogleプレイスとGoogle+が統合されてできたサービスです。
Googleで何か検索すると、検索結果の右側に検索した対象の正式名所や住所、地図や写真、そして口コミまで書かれている情報が表示されます。
その情報を管理するのが、Googleマイビジネスです。このサービスに登録することにより、Google検索やGoogleマップなどのサービス上でビジネス情報を表示させることができるようになります。
▲[Googleマイビジネスについて]:Googleマイビジネス ヘルプ
Googleマイビジネスの機能
Googleマイビジネスに登録することで、利用できるようになる機能はつぎの通りです。
まず、基本的な機能として口コミの管理です。口コミを書くスペースがあるため、ユーザーと交流できるようになります。
また、写真や動画のアップロード機能により、お店の内観や外観、サービスや商品を掲載することができます。
他には、住所(地図)や営業時間を表示する機能により、ホームページを開かなくても基本的な情報を一覧で伝えることが可能になったり、ユーザーインサイトの確認機能により、閲覧ユーザーの情報や行動を確認できるようになります。
Googleマイビジネスの料金
集客をする上で必要な機能は、すべて「無料」で使用することができます。
しかし、競合と差別化をはかりたい場合や集客に力を入れたい場合は、有料機能のしようも検討すると良いでしょう。
有料施策としては、「Google認定フォトグラファーに依頼して360°写真を掲載する」、「アドワーズエクスプレスを利用してGoogle検索結果に広告を出す」などがあります。
Googleマイビジネスについて質問がある場合
Googleマイビジネスを初めて利用、運用していく場合、自力で解決できない問題やちょっとした疑問なども出てくるでしょう。
その際に利用する「ヘルプセンター」について、紹介していきます。
ヘルプセンターで検索
何か困りごとや疑問が生じた際は、まずヘルプセンターで解決を図ります。ヘルプセンターのタブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
▲[Google マイビジネス ヘルプセンター検索画面 ]:Google マイビジネス ヘルプ
疑問点や知りたいことを検索すると、以下のように検索ニーズに該当する可能性が高いアンサーがいくつか表示されます。
▲[Google マイビジネス ヘルプ センター検索結果]:Google マイビジネス ヘルプ
この中から疑問が解決できる情報や知りたい情報を見つけます。
ヘルプセンターから無料で問い合わせ
ヘルプセンターの検索機能の他に、ヘルプセンターから「折り返し電話をリクエスト」または「メールサポート」により、担当者に直接相談することが可能なサービスがあります。
しかし、調べたい内容の項目次第では、上記に該当するサポートを受け付けていない場合があります。
Googleに直接連絡ができる問題の場合は、上記の問い合わせ先へつながる窓口への案内が表示されます。
Google マイビジネスのヘルプ コミュニティで質問
ヘルプセンターで検索しても解決策が見つからなかった場合は、Google マイビジネスの「ヘルプ コミュニティ」の活用を検討します。
▲[Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ]:Google マイビジネス ヘルプ
このコミュニティは、Googleマイビジネスのユーザー同士で質問と回答ができる場になっています。解決策が見つからない場合や、困ったことがあれば、このコミュニティを活用し、Googleマイビジネスに詳しい他のユーザーに質問し、解決策を回答してもらうことができます。
管理画面の「サポート」から
ヘルプセンター以外の機能として、Googleマイビジネスの「オーナー確認」を完了させることで、情報を管理するためのページ=管理画面にログインができます。
管理画面から、「ビジネスの管理」→「サポート」をクリックすると、別ウインドウが立ち上がります。
そこに表示されている「ご不明な点がある場合」と「フィードバックを送信」の2つがお問い合わせ窓口となります。
Googleマイビジネス導入のメリット・デメリット
集客や販売促進に効果的な機能をいくつも兼ね備え、かつ「無料」で使用することができるGoogleマイビジネスですが、メリットだけではありません。
このトピックでは、改めてGoogleマイビジネスを利用するメリット・デメリットを紹介します。
Googleマイビジネスのメリット
Googleマイビジネスに登録すると、Googleマップでも登録した情報が表示されるようになります。
そのため多くの人にリーチすることができる点が大きなメリットになります。
またGoogleマイビジネスでは投稿された口コミを管理することも可能で、口コミを通して顧客とのコミュニケーションを行うことが可能です。
口コミに記載されている顧客の率直な声は、商品の改良やサービス改善に活かすことができるでしょう。
さらに検索したユーザーの行動を分析することができるため、検索意図や目的を推測することにより新しいサービス・商品企画や、マーケティング戦力に活かすこともできます。
他にも自社ホームページを作成しなくても必要な情報が登録できるようになっているため、営業時間やメニュー、店舗の雰囲気などを伝えることができます。
Googleマイビジネスの情報を充実させることで、いっそう集客効果が高まるでしょう。
Googleマイビジネスのデメリット
1番のデメリットは、悪い口コミを書かれる可能性があることです。悪い口コミには大きく分けて2つのパターンがあります。
1つはサービスや商品の質が悪く、顧客に不快な思いをさせるような場合の事実に基づいた内容です。
もう1つは、事実無根の内容やスパムなど、悪意のある口コミです。
どちらの場合でも、悪い口コミをみたユーザーは店舗に対して良い印象は受けませんし、悪い口コミは店舗や商品の風評被害につながる可能性もあります。
また一度投稿された口コミは事実と異なる場合やスパムなどの場合以外は、削除することはできません。
もし、店舗でのサービスや商品が至らず顧客に不快な思いをさせ、ネガティブな口コミにつながった場合、その口コミに対して真摯な対応で返信を心がけると良いでしょう。
その対応方法を多くのユーザーは注目しており、例えネガティブな口コミが投稿されたとしても対応方法が誠実であれば、受ける印象はそこまで悪くはならないでしょう。
Googleマイビジネス「ヘルプ」活用で問題解決
今回は、Googleマイビジネスの概要と、ヘルプサポート機能、導入によるメリット・デメリットについて説明しました。
「無料」で集客や周知に使える機能が充実したサービスであり、登録や活用にあたり疑問点などはヘルプセンターのフォローも受けることができます。
わざわざ自社サイトを作成する必要なく、大手プラットフォームに自社情報を公開できる点は大きな魅力です。
しかし一方で、投稿される口コミなどは自社でコントロールできません。スパムや悪意のある口コミによって、自社のイメージに大きな影響を与えることもしばしばあります。
Googleマイビジネスを利用する際は、利用方法だけでなく上記のようなトラブルにも悩む場面もあるでしょう。
その場合は、Googleマイビジネス「ヘルプ」を活用し問題解決をすると良いでしょう。

口コミアカデミー編集部