Uber Eatsは、テイクアウトで料理を食べてほしい店舗と料理を配達してほしいユーザー、料理を配達したいユーザーの三者をマッチングするサービスです。

Uber Eatsの加盟店となれば、普段配達での料理の提供をしていない飲食店でも、配達する人員を雇うための人件費や配送車、バイクなどの輸送手段を確保する手間をかけずにサービスを始められます。

近年のデリバリーやテイクアウトのニーズの高まりにより、Uber Eatsは急速にユーザーや加盟店を増やしています。

以下では、Uber Eatsのメリットや登録方法、利用に際しての注意点を解説します。

Uber Eats(ウーバーイーツ )とは?

Uber Eatsは、配車アプリを提供するアメリカのウーバー・テクノロジーズが展開するフードデリバリーサービスです。

テイクアウトで料理を食べてほしい店舗と料理を配達してほしいユーザー、料理を配達したいユーザーの三者をマッチングしています。

Uber Eatsは、加盟した飲食店に対して商品を配達する人員や予約プラットフォームなどを提供し、デリバリーサービスを簡単に始められる支援をしています。

Uber Eatsを導入するメリット

Uber Eatsを利用し、デリバリーサービスを展開するメリットを2つご紹介します。

1. 初期費用の節約

Uber Eatsを利用することで飲食店が得られるメリットとして、初期費用の節約が挙げられます。

飲食店がデリバリーサービスを始めるためには、配達員に支払う人件費や配送車やバイクといった設備を用意するためのコストがかかります。

しかし、Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店となることで、これらの費用を抑えてより手軽にデリバリーサービスをはじめられます。

2. 新規顧客の獲得や認知度の向上

新規顧客の獲得につながる点もメリットです。Uber Eatsへの掲載により、これまで店舗を知らなかったUber Eatsのユーザーが店舗を知りデリバリー注文が入る可能性があります。

また注文には至らなくても、店舗の認知度向上も期待できます。

デリバリーでの利用をきっかけに、実店舗への来店につながるケースもあるでしょう。

3. その他メリット

提供するメニューによっては、デリバリーの注文だと店内での飲食よりも注文数が増加することもあるでしょう。

天候などの外的要因に左右されやすい店舗営業での売り上げを、それらの影響を受けにくいデリバリーの売上でカバーできます。

Uber Eatsの登録方法

飲食店がUber Eatsを利用するために、まずは加盟としてレストランパートナーの申請が必要です。

公式サイトにある申請フォームへ必要な情報を入力し送信することで申し込みができます。

公式サイトのトップページにある赤枠内の情報を入力し、「送信」をクリックします。

レストランパートナー 申請ページ Uber Eats▲[レストランパートナーの申請ページ]:Uber Eats

次に「配達」「お持ち帰り」を選択できるので、必要なサービスにチェックをし、「確認」をクリックします。

レストランパートナー 業務形態 Uber Eats▲[レストランパートナーの業務形態を選択]:Uber Eats

次に店舗情報を入力します。必要な項目を入力し、「確認」をクリックします。

レストランパートナー 店舗情報 Uber Eats▲[レストランパートナーの店舗情報の入力]:Uber Eats

画面に表示されている内容を確認し、右下の「契約書を表示する」をクリックします。

すると契約書が表示されるので、内容を確認し問題なければ「業務提携契約書を確認し、利用規約に同意しました。」をチェックし、「契約書に署名する」をクリックします。

レストランパートナー 契約概要確認画面 Uber Eats▲[レストランパートナーの契約概要確認画面]:Uber Eats

最後にメニューの追加を行います。

レストランパートナー メニュー追加 Uber Eats▲[レストランパートナーのメニュー追加画面]:Uber Eats

レストランパートナー申請は以上です。

Uber Eatsを飲食店が利用する際の注意点

Uber Eatsを利用すれば初期投資なしにデリバリーサービスを始められますが、いくつか注意点があります。

このトピックでは、2つのポイントについて解説します。

1. 価格設定

Uber Eatsを利用する際は、最適な価格の設定が重要です。店舗での提供とは異なり、デリバリーでの提供には包装費や人件費、手数料などの追加コストが必要となります。

それらの追加コストを上乗せした金額で価格を設定することに問題はありませんが、通常料金とあまりにも差がある価格や利用客が敬遠してしまうような価格にならないよう注意が必要です。

2. デリバリーサービスのオペレーション

次に注意すべき点は、オペレーションの考慮です。

店舗での営業に加えてデリバリーの注文が入るため、Uber Eatsの導入前に、現在の人員体制で対応が可能なのか判断する必要があります。

人員を増やす場合には、それによって増える人件費を考慮した商品の価格設定をしなければならないでしょう。

デリバリーフード提供にかかわる注意点を確認しUbet Eats導入の検討を

デリバリーやテイクアウトの需要の高まりから、Uber Eatsの導入を検討している飲食店も増えています。初期費用の節約や新規顧客の獲得・増加、注文数の増加など、飲食店にとってのメリットは多くあります。

しかし店舗で提供している商品の通常料金とは異なる価格設定や、人員体制の構築といった対応も必要となってきます。価格設定では、消費者からの評価が落ちないよう注意すべきでしょう。

また配達員の自転車やバイクの運転の仕方や複数件への配達、配達途中に道に迷うことなどが原因で「商品が傾いて届いた」「届くのが遅くて商品が冷めていた」といった配達トラブルにつながる恐れもあります。

メリットだけでなく、こういった注意点や懸念点について認識し、対策をうっておくことで、Uber Eatsへの店舗登録は集客効果を発揮してくれることでしょう。